KTV、これ、中国では「カラオケ」のことです。

今朝、突然、南通大学の学生からカラオケに誘われて、南通で初めてカラオケに行きました。
上海では、中国語でカラオケを歌う会の自称会長をしていた私は、もちろん、即OKです。

中国人と日本人のカラオケでの態度は、全然違います。

まず、歌う順番。
日本人は、打ち合わせするわけでもないですが、みんな順番に入れますね。
A、B、C、Dと4人いれば、A→B→C→D→A→B→C・・・と、自然にそんなかんじに。
そして、人が歌ってる時は、だいたい静かにしている。手拍子やかけ声で盛り上げても、基本的に、歌っている人は、その曲を入れた人ですよね。


でも、中国人は、ぜんぜん違います。
曲を入れる時は、自分が歌えそうで、みんなも知ってそうな歌を、一人がどんどん何曲でも入れていきます。

だいたい見てると、歌がうまくてカラオケが好きな人が、まず最初に率先して自分の歌と、仲間の歌を入れます。
何度も一緒にカラオケに行った仲間は、各自の持ち歌が分かっているから、Aさんはこの歌を歌える、Bさんはこの歌、Cさんはこの歌、という具合です。Aさんは、その日はその歌を歌いたくないのかもしれないのに、そんなことは聞かないで、独断でどんどん入れていきます。

そして、曲がかかると、「はい、Aさんの曲だよ」ってかんじで、マイクがAさんのところに回ってきます。もちろん、Aさんは、まるで自分がいれたかのように、当然というかんじで歌います。

ちなみに、私が日本人なので、勝手にテレサ・テンの曲がかかって、私にマイクが回ってきました。これ、中国人と最初にカラオケに行く時の基本中の基本です。ほとんど、テレサ・テンがきます。練習しておきましょう。(ここで、1番を日本語で、2番を中国語で歌うと、さらにウケます。)


歌う時は、基本、合唱です。
一人で歌うことは、まずないです。すっごく上手な人が歌う時は、みんな「ほ~~~」って聞きますが、たいていは、全員で歌います。

部屋にマイクは2本なので、もう一本を誰かが持って歌って、さらにマイクがない人も、マイク持ってる人以上に大声で歌ったりします。めっちゃ、盛り上がります。また、そうやってみんなで歌える歌を選曲するのが、上手な選曲ということです。

全員で歌うので、順番に入れる必要がないわけです。気が向いた人が、3曲でも4曲でも、みんなで盛り上がりたい歌をどんどん入れていきます。
もし、歌える人がいなかったら、すぐに取り消して次の曲に移ります。

どこの部屋もやたら騒がしくて、トイレに外に出ると、廊下はあちこちの部屋の大合唱が漏れ聞こえて、すごい騒ぎです。
でも、そのにぎやかな雰囲気が、すっごく楽しいです。

日本みたいに自分が入れた曲に責任を持たなくていいので、楽です。笑。
あの歌ちょっとうろ覚えって歌も、何となくみんなで歌えてしまうし、ほとんど歌えないけどいい歌だったよなっていうのも、だれかがマイクを持って歌ってくれます。笑。
これ、ホント楽しいです。


今日は、さすが語学(日本語)専攻の学生たちなので、中国語、日本語、広東語、英語、韓国語と、いろんな言葉を普通に歌っていました。

私の中国語の持ち歌は、どれも上海に住んでいた時から増えてないので、今日は、新しい曲を聞けました。なかなかいい歌がありました。またがんばって練習します。wwwww