昼は呂四へ日帰り小旅行、晩ご飯も呂四で買ってきた海鮮を料理して、
夜は、映画を見に行きました。

近くの南通星光影城という映画館です。
カルフールのビルの2階です。

主人によれば、ここは一番イケテナイ映画館だそうです。
たしかに、日曜の夜なのに、7人だけしか入ってなかった。

『分手合約』予告編なく始まったこの映画、会社は中国だけど、監督やスタッフがほとんど韓国人~。

ええっと、思って始まったら、確かに衣装や演技も、韓国っぽかったです。

ストーリーは、ネタバレになるので、これから見る方は読まないでください。

肖肖(白百何)と李行(彭于晏)は北京に住んでいて、中学生からの縁で、大学卒業と同時に、李行が肖肖にプロポーズします。でも、肖肖は、「あなたは安定した仕事があるの? ウェディングドレスも買えないし、家もないし、指輪にダイヤもないじゃない」などと言って、「私は夢をつかむために、上海に行くから」と、プロポーズを断ってしまいます。

李行「じゃあ、何年待てばいいの?」
肖肖「別れるのに、期間なんてあるの?」
李行「夢をつかむのに、何年かかるんだ?」

というわけで、5年経って、2人とも独身だったら結婚するという「合約」(契約)をして、書面に拇印まで押して、別れます。

5年経った時には、肖肖は名の通った陶芸家になっていて、李行は有名な料理人になっていました。
肖肖は独身で、きっと李行は今でも自分のことが好きに違いないから、2人が結婚できるものだと信じて、李行からの連絡を待っていました。

もう少しで5年になるという時に、李行から電話が来ました。
李行は、自分はもうすぐ結婚する予定だと肖肖に告げます。
肖肖は、思いもしなかったことにショックを受けながらも、制作した陶器の展示会のために北京に行き、李行と会います。

李行の婚約者は、李行の働くレストランのオーナーの娘で、フランス育ちのとびっきりの美人でした。李行は、肖肖の目の前で、婚約者とイチャイチャして、もうメロメロの様子です。
それを見るだけで心がえぐられるように辛いのですが、そんな肖肖の気持ちに気づかないのか、李行はウェディングドレスの試着に一緒に行こうと誘ったり、肖肖を新居に連れて行ったりします。

肖肖は、李行の心を取り戻したくて、体当たりで誘惑しようとしたり、ゲイの友達の毛毛(蒋劲夫)を上海から呼んで自分の恋人だと紹介したりするのですが、全て空振りで、ますます落ち込むばかりです。

ところが、本当の5年目に当るその日に、李行は肖肖にプロポーズします。
実は、婚約したというのは嘘で、そんなことでもしないと、また肖肖にプロポーズを断られるんじゃないかと思って、みんなで一芝居うったのでした。

再度プロポーズされて、キャ~~~っと喜ぶ肖肖ですが、実は彼女は5年前にガンになっていたのでした。肖肖は、彼を悲しませないために、別れましょうと言って、上海で治療をしていたのでした。5年経って再発しなかったら、まず治ったということになるので、それで、5年経って2人が会えるということは、自分も元気になっているだろうと考えて、5年後に・・・と言ったのでした。

ところが、ガンが転移していて、もう助からないと医者に言われてしまいます。
肖肖は、また病気を隠して、なんだかんだと理由をつけて、別れようと言い出します。

今度は、李行も毛毛から真実を聞き出し、何も知らなかった自分が悪かったと思い、肖肖を傷つけないように、陰ながら入院している肖肖の食事を作ってあげるようになります。そして、再び会った2人は、今度こそ全てを分かり合って、李行は3度目のプロポーズをし、今度こそ肖肖はそれを承諾するのでした。


点数をつけるとしたら、10点満点なら、6点ですね。

前半は、すっごいコメディなんですよ。おもしろい。主人と顔を見合わせて、何度も笑いました
でも、ガンだったっていうあたりから、急転直下、メロドラマになってしまいます。しかも、ありがちなかんじ。先も読めちゃうし。ああ、だるいなあって時計を見たくなってしまいました。他の人も同じだったみたいで、トイレに席を立つ人が何人もいました。笑。

前半のコメディ部分だけで終わってもよかったのに。そうしたら、香港映画みたいになったと思う。
でも、韓国人(監督)的には、それじゃダメだったのでしょう。
というわけで、ストーリーに難ありです。

他の感想としては、韓国が、中国に進出しようとして、中国人を使って撮ったんだなあって思いました。あんまりヒットはしてないみたいです。

あと、主人公の女性は、先日紹介した『失恋33天』でデビューしてスターになった白百何です。
たぶん、こういう現代的ラブストーリーによく合うということで、これからこんな映画のオファーが多いんだろうなあって思いました。

男性の主人公は、台湾のスター彭于晏です。
いつも、台湾ドラマで彼を見るたびに、ちょっと寄り目みたいなこの人、なんで人気あるのかなあって不思議だったのですが、今回わかりました。演技が上手ですね。じわじわと伝わってくるんですよ。思わず泣いちゃったもん。笑。

えーっと、気の向くまま感想を点描してしまいました。

6点とはいうものの、お金を損したとは思いませんでした。
むしろ、これをDVDでテレビで見たら、つまんなかっただろうな。

久しぶりに映画館で映画を見ましたが、大スクリーンだといいなと思うものです。