私はご存知のように
波瀾万丈の人生を生きている
なかなか人が選ばない道を
自ら選んで歩んでいるのを
自覚している
朱に交われば赤くなるとか
類友とか・・・
この年になるとわかることだが
自分の周りにいる人って
やっぱり何か似ている
せいちゃんはとっても真面目
とっても誠実
とっても堅実
とっても優しい
自分で自分を
「私は石橋を叩いても渡らない性格」
と言う
「かたや私は向こうみずのチャレンジャー」
まるで正反対
そんなせいちゃんとの出会いは
中学3年生の時
同じクラスで高校受験を経験した
高校3年生
再び同じクラスで
大学受験を経験した
せいちゃんは
とても真面目なご主人と結婚して
安定した人生を歩んできた
一方私は
いつもいつも
せいちゃんを驚かせる選択ばかりして
起伏の多い道のりを歩んでいる
多分せいちゃんは
「今度は何なの」
と私から連絡に
はらはらしているのだろう
今回の報告は
せいちゃん的にも
過去一だったと思う
電話越しだけれども
せいちゃんに
聞いてもらっただけで
私の痛みは半減した
私は夫と知り合ってすぐに
せいちゃんに夫を紹介している
32年前の話だ
せいちゃんは今回
共に悲しみ共に怒り
私の心に寄り添ってくれた
私はいつの頃からか辛いことがあると
遠く離れたせいちゃんに
連絡するようになっていた
いつもは控えめなせいちゃんだが
今回は
「私は〇〇(私の夫)が許せない」
「愛人1号も愛人2号も許せない」
と怒った
私はせいちゃんの気持ちを一生忘れない
夫に対する未練だか執着だかわからない
得体の知れないものが
私から離れないなか
せいちゃんにきっぱりと
「夫が私を大切にしないということは
子供たちの母親を大切にしないということ
つまり夫は自分の子供たちのことも
大切にしていない」
と言われてはっとした
せいちゃんがダイレクトに
離婚した方がいいとか
なんとかと私に言うことは
決してなかった
いつも2時間以上になってしまう電話に
付き合ってくれて
一方的に話す私に耳を傾けてくれた
せいちゃんがいなかったら私は・・・
私は夫の不倫によって
いろいろなものを失った
しかし私には
せいちゃんのような最強の味方がいる