昨日の昼間、夫とゴロゴロしながらじゃれ合い、結果布団に潜り込んでフ◯ラをした。

その行為自体は嫌いではないし、当然その後に本番があるものだと思っていた。

いつもならある程度フ◯ラしたあと、布団から顔を出すと本番に向けての前戯が始まる。

が、昨日はそれがなかった。

夫は満足した様子で、さて、と起き上がろうとした。

私は理解出来ず、


「入れてください」


と夫に言った。

すると夫は、


「もう子供達が起きる時間です。昼間にセックスはしないほうがいい。夜にしましょう」。


と答えた。


…え?

まだ子供達は寝ているし、今までは昼間でもしてたのに、どうして?

自分だけ気持ちよくなって満足?

私の気持ちはどうなるの?


その時点で私は夫のモノを喜んで咥えた自分の行動を恥じ、惨めで虚しい気持ちになった。


そして夜。

何事もなく、家族や友達の話をして、寝た。

昼間のことがなかったかのように、

「おやすみ〜」

と言われた。


私は、眠れなかった。

1時間過ぎ、2時間過ぎても心に湧いた黒い雲がモヤモヤと渦巻いて、昼間に感じた惨めさにまた襲われた。

隣に夫がいても、一人ぼっちだった。

朝方になり、もう隣に寝ること自体しんどくなった私は、枕と掛ふとんだけを持ってリビングで寝ることにした。

夫は一瞬起きたが、何も言わなかった。

リビングに移動しても、私はなかなか寝付けなかった。


そして今朝。

リアルにいえば10時頃。

夫が目覚めた。

ほぼ寝ていない私はまだ泣いていた。

夫は、寝ぼけながら私の体を撫で回した。

でも、セックスをする気がないのはわかっていた。


「セックスしないならさわらないで」


つい、言葉に出てしまった。

でも、それが私の本音だった。

する気がないのに、期待させないでほしい。

する気がないのに、都合よくさわらないでほしい。


夫は


「わかりました」


とだけ言って、背を向けた。

耐えられない。

無理だ。

涙が止まらなくなった。

夫は振り返り、手を広げ私を抱き寄せた。

体は重なっても、私達は噛み合わない。

夫が理解できないし、夫も私が理解できない。

元々夫とのセックスで満足は出来ないのだけれど、

それでもその行為をすることで夫婦として幸せな気がしていた。

どうしたら良いかわからない。


これ以上話しても意味がないと思ったのか、夫が朝ごはんを食べると言って部屋を出た。


私も少し落ち着いてから起き上がり、干してあった洗濯物を取り込んで、洗った洗濯物を干して、乾いた洗濯物を畳んで、それぞれの部屋や定位置に洗濯物をしまって、逃げた。



近所のこじんまりとした落ち着く喫茶店。

美味しいアイスコーヒーとガトーショコラ。

そして、今このブログを書いている。


夫には少し散歩にいくねとLINEをした。

帰ってきたのは、「おっけー」というおどけたスタンプ一つだ。


心の整理をつけて、

夫と理解し合えないことを受け入れて、

色々なことを諦めて、

夫に期待せず、

生活のためと割り切って、

笑えるようになったら、

帰ろう。