母の振袖に袖を通す事がやっとできる
胸が高鳴ります。🌝
冷たい暴風の、夜中
炎に包まれた実家を見ながら
燃えてしまっても、欠片だけでも
残ってくれとただただ願った。
火事になる前は、自分の好みの物が
欲しいなあ、とも少し思っていたけれど
その気持ちは一切無くなったからね…
あの火事の中、テーブルの上に
置いてあったはずが
瓦礫を掻き分けたらなぜか
畳の上で見つかった振袖。
袖は少し焦げていたけれど
補正すれば問題ない状態。
そして、
いつもは睡眠薬を飲んでいて、
夜中目を覚ます事はない祖母が
"誰かに呼ばれた気がして"
燃え広がる前に逃げられた。
おじいちゃんが皆を
護ってくれたのだ、と。
誇りを持って着たいものです。
とっても楽しみ😙🍃
皆元気で、それがなにより。
崩れた土壁のおかげで、
大事なものも少し残っていたからね。
伝統的な日本家屋の素晴らしさも
感じられた出来事でした。