私の好きなものの一つにファッションがある
私の母は洋裁が好きで、いつも私たち姉妹にお揃いの服を作ってくれた
次はどれを作ってもらおうか?
雑誌から気に入った洋服を見つけると
型紙を起こし、
好みの生地を買いに行き
雑誌とピッタリ同じものを作ってくれた
一番記憶にある洋服は、
小さなマント付きのグレーのプリント生地のサロペットパンツスーツ
服に合わせてベレー帽を被り、
黒の編み上げブーツを履いて
庭で姉妹でポーズをとったことをよく覚えている
母は器用な人で編み物も得意だった
これまた雑誌で見つけた素敵なセーターを
姉妹お揃いで作ってくれた
私のファッション好きは母ゆずり
お気に入りのファッションを身につけることや、
自分に似合うファッションを見つけた時の喜びは大きい
若い頃はファッション雑誌全盛期だったこともあって
対象年齢に該当するほぼ全ての雑誌を読み漁り
欲しい洋服を見つけるために一日中歩き回ることも平気だった
若い頃は似合う洋服が今と比べて段違いに多かった
自分が気に入って着てみたいと思う服はどれも似合ったし
プチプラのもので十分満足感があった
40を過ぎた辺りだろうか
好きなもの着たいものと似合うものにずれが生じてきた
50を過ぎるとちょっとした違和感が確信に変わった
私何を着ればいいの?
自分で着たいものを選ぶことには自信があった
何を着ればいいかわからない
自分に似合うものがわからない
そんな人たちを不思議に思っていた
その私が自分で何を着ていいかわからない
ていうかそれを具体的に言うと、
着てみたいと思って試着する服の似合う確率が下がってきた
以前なら間違いないと思っていた鉄板の似合う服が
なぜだかわからないけど似合わない
40代の頃は自分のサイズ、好みも十分に把握しているから
オンラインショッピングが中心だったけど
50代になって取り寄せても返品することが多くなった
購買意欲はあるのに欲しい服が見つからない!
まずいまずい!
それでも服を買うことはやめられなくて
装うことはやめられなくて
隙あらばお気に入りのショップをリサーチして
少しでも気になったものは試着する
最近は試着しようと思うまでの服に出会うことは少ない
あたりまえだけど自分に似合う服を見つけることが難しくなってきている
やっぱり綺麗にみられたいから
好きなものを着るより似合うものを着たい
と言うより似合わないものは好きじゃない
そんな数少ない服との出会いのために
私が試着時に必ずしていること、それは
鏡に映った自分をスマホで撮影すること
試着して鏡を見てにあっているか確かめる
それだけでは客観的視線が少し足りない
スマホで鏡越しの着用画像を撮る
もしくはショップの定員さんにお願いして撮ってもらう
スマホで撮影した後は一旦自宅に帰って画像を確認
画像越しの客観的な目を通して判断する
なんなら娘や夫の意見も聞く
本当に自分に似合っていて気に入ったのなら
その後オンラインにて購入
最近の私の服の購入の流れです
先日もZARAで久しぶりに試着したい服が見つかって
何点か鏡越しに撮影してきました
その後自宅で画像をしっかり確認してからオンラインでポチる
自分で気に入って、
尚且つ似合う服を見つけられた時の感動は言葉にできないほど大きい
購入した服と手持ちの服でまた一人ファッションショー