いや~五月晴れのさわやかな朝に

適当な気持ちで見始めた

自分を反省するしかない

もう この背中が既にカッコよすぎる

あまり得意ではないノアール映画

その世界の映画は避けているのですが

 先日ジェリムさんが出演した

「夜叉」を見たものだから

Netflixさんから

(あなたにおすすめ)されてしまって

つい見始めただけなんです

 

いや〜オム・テグさんが

かっこいいのなんの

この人「感激時代」でドク役を

していた人よね

「タクシー運転手」で 検問中に

ソウルナンバーのプレートを

見逃してくれた警官の役もしてた

 

ハスキーな声が独特で

一度聞いたら忘れられない

いいお声です

 

この人(役名もテグ)が強くて義理堅い

やくざの役なのですが 

こんなにきれいな顔だったんだと

びっくりするぐらい美しくて

かっこよくて ドンピシャな役だね

もうそれだけで この映画は

じゅうぶんでした

それだけの映画だったのかもしれない

テグさんの演じるテグという男を

描く映画だったのかも

 

まるで ひと昔前の日本の東映任侠映画を

見ているような そんな感じも

少しだけした

 

 

後ろに乗ってるこの女性は

「ヴィンチェンツォ」に出演されていた 

チョン・ヨビンさん

「ヴィンチェンツォ」でも素敵でしたが

この映画でもとーっても良かった

 

話はいわゆるヤクザ同士の

やったやられた

ドンパチ抗争なのですが

チェジュ島の美しい風景

そして この美しい2人の

恋愛では決してない

哀しい縁

 

他の役者さんたちも 皆素晴らしく

チャ・スンウォンさん(悪い・怖い)

パク・ホサンさん(最悪・狡い)

など 安定の悪い人たちがずらり

 

はるか昔の東映任侠ものは

健さんとか渡哲也さんとかとにかく

かっこよくって 美学があって

わりと好きなのもあったけど

それ以降の〇社監督の極道ものや

世界の北〇の

〇ウト〇イジとかは

ぜんぜん 面白くなくて

まったく見る気にならない

 

この映画のタイトル

「楽園の夜」

テグとジェヨンが

煙草をふかしながら

海辺で つかの間の

本当につかの間の静かな時間を

一緒に過ごした

それが 彼らに許された

美しい楽園での

最初で最後のひとときだったのかな

 

目を背けてしまうエグいシーンも

多々あるようですが

(そこらへんは目を瞑ってました)

美しい済州島の風景が

たくさん描かれていていました

 

安易な気持ちで見始めて

すぐ見始めたのを後悔したものの

映画でしか描くことができない世界

最後まで見て良かった映画でした