「 桜の花びら ～ とおい国へ 」
風にふかれ 雨にうたれ
いちまい いちまい 散ってゆく 桜の 花びら
儚く 美しく ひらひらと
花じゅうたん 花いかだ どこ どこへ ながれゆく
ことしの 桜も もうすぐ 見おさめ
華やかに 咲き誇った 桜 こころに きざむ
空には 飛行機 たかく しずかに とんでいる
あたり前の 日常 平凡 平和
それは 儚く散る 桜の 花びらのよう
一瞬にして 壊される 笑いあっていた 日々
花びらの 数ほど おおい ひとびとの 人生
平凡ほど むずかしい 平凡は しあわせの 証
あたり前の 生活 奪われた あなた
泣いて 途方にくれていた あの日から
ひろい 空をみて いつか 笑っていてほしい
さみしくても 誰かは あたたかく やさしい
その あたたかさ かけがえのない 宝物になる
風にふかれ 雨にうたれ
いちまい いちまい 散ってゆく 桜の 花びら
葉桜から 新緑の葉 ゆれはじめると
もうすぐ 心地よい 初夏の はじまりです
ことし とおい あなたの 国に たくさんの
元気な おおきな ひまわり 咲くと 信じてたい
～ 桜の花びら とおい国へ ～
桜も きれいに 咲きはじめました
ご体調 崩されないように お身体 ご自愛ください
いまの世界が はやく平和であるように
心から つよく ふかく 祈り願っています
2024.4.10.