「 花の鐘 」


泣いて   泣いて   眠れなかった   

晴れた日   太陽の光   まぶしかった朝

歩く道   ちいさな花が   風にゆれ   咲いていた   


がんばっても   がんばっても   すすめない

雨がふった   昼下がり   むし暑かった   午後   

背のたかい   おおきな   ひまわり   咲いていた


さむくて   さみしくて   どうしようもない

ひかる   月あかり   星も   きれいな   かえり道

夜空に   てらされ   誰も   みない花   咲いていた


そんな   こんな   普通の   いろんな  日々

きっと   たぶん   絶対   しあわせなんだ   私


泣きそうでも   さみしくても   せつなくても

それも   これも   つらくても   生きている   証



きのう   ひとつの命が   奪われた

きょう   たくさんの命が   奪われた

あした   どうなるの   わからない   世界


よゆうがなくて   花をみても

なにも   かんじない   きれいだと   思わない

美しい   月も   星も   まぶしい   朝陽も   うざい

そんな   感情   抱かないで   誰かを   傷つけないで

もう   じゅうぶんでしょ   もう   いいでしょ   ねえ


どうか   やさしい   花の種   とんでって

瞳   うつらなくても   届いて   とんでって


お願い   もう   誰も   傷つかないで


花が   きれいだと   思う日まで   ずっと   ずっと

名前の   しらない   あなたのこと   みんなのこと

しあわせだと  思える日まで  けっして  わすれない


みんなの心に   やさしい花が舞う   鐘が

いつまでも   鳴り響くときが   おとずれる日まで
   


~ 花の鐘 ~












ことし1年間  おつかれさまでした

きょねんより  また  世界が  かわってしまいました

いまの世界が  平和の道へと  つづくこと
心から  つよく  ふかく  祈り願っています


年末年始  お忙しいと思いますが
よいお年を送り  よいお年をお迎えください

ことし1年   ほんとうに  ありがとうございました


2023.12.28.