先日、人生ではじめて個展というものをしました。

ハックルベリーブックスの扉を押して、場所(レンタルスペース)をお借りしたいと店主さんにお願いしたのが約1年前。

やっと実現できました。あの日、何かが背中を押してくれた、と思っています。昔、知人が要らないから使ってと家に持ってきた厚紙の束で創作話にあわせて紙芝居風の絵を40枚位描きました。20代の頃に友達に誘われて見た不思議の国のアリスの展覧会やシュタイナーの黒板絵の展覧会で感じた「予感」というものを長い時間をかけて自分の内で育て勝手に確信に変えてしまった。

人はこれを妄信や思い込みというのでしょう。「とにかく書いて作ったものをここで発表するがよし!あとは知らない。なんとかなる。」としました。60枚近い絵を一人で展示する覚悟でしたが、幸いなことに親切な方が展示作業を手伝ってくださり、友人が個展に来てくれ、また偶然ここで再会した方と塗り絵をしたり、素敵なご家族が立ち寄ってくださったり、最終日は友人が1日中快く手伝ってくれたりと素晴らしいご縁を頂きました。さらにあたたかい励ましや美しい花束やお菓子などを頂き人の優しさが心に沁みました。今回学んだ事は、自分を信じ希望を抱き続けること、宇宙の流れや起きていることをどんなことでも信頼し感謝して、肩の力を抜いて起こるに任せる事でした。

 

(Floraraのエミリーさんのクッキーと末永メソッドの塗り絵は大好評でした♡)

 

 20年以上前に落書きから生まれたのらは、いつしか私に話しかけ近くを歩き回り、励ますようになりました。そして、急がなくていいからもっとのんびり生きようとお茶を美味しそうにすすったり、おへそを出していびきをかいて昼寝したりしています。マナはマナで変わらず頑固でマイペースに仕事場で好きなアイデアを形にしてはひとりを楽しんでいます。

 私には絵を描くより話を書くのは難しく時間がかかる作業ですが、いつかベンジャミン村の不動産屋「安住幸一郎」のルーツを書いてみたいとぼんやり考えています。そして、なぜか盆踊りの練習をしなきゃとぼんやりと考えています。

ご支援頂いた方、ブログを読んで頂いた方、励まして頂いた方、お忙しい中寒いのに足を運んで頂いた方、見守ってくださった全ての方にーありがとうございました。最後に、個展の機会を頂いたハックルベリーブックスさんには始終大変お世話になり有難うございました。

皆様のご健康とご多幸をお祈りいたします。

 

 

木藤とびら