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marimo*(モルディブ×日本)

いつか人生を本にしよう!(^O^)
2013年7月〜2015年7月。
大学を卒業後、
南の島。モルディブへ。
青年海外協力隊--体育隊員。
その後。

一人の心に影響を与えること、動かすことの難しさを感じることもあった。

その中で一つ、ある少年とのストーリーがある。

インド人教員である母に同伴してモルディブに住んでいる、彼の名前はアティーク。同じ学校に通う8年生。

 

彼は内気なタイプであり、ほんの少し個性が目立つことであまりクラスに馴染めていなく軽蔑する扱いをされているような場面もあった。(昨年彼が7年生であった時に体育を受け持っていたので)

 

先生に呼ばれお家へ行くこともあった。彼は本当は動くことが大好き。だけど、クラスでは環境に気遣って控え目であった。

 

家へ行くとカンフーのビデオを観て見せてくれた。全然わからないけど、大学時代の柔道の授業で覚えている範囲のことをそれとなく教えたり、トレーニングに関しては経験を通して伝えられるので遊具を使って教えた。

「僕、強くなりたいんだ」その日、彼は伝えてくれた。

 

夕方開いていた野球クラブに興味を持ってくれていた彼。クラブ一時閉鎖中も「キャッチボールしたい!」そう言ってくれていたので用具を持って行って一緒に行うこともあった。

 

それから、彼の母である先生は毎日のように私に「家へ来てほしい。息子が待っている。プリーズ」そう言ってくれていた。自身の活動もあり毎日は無理だったし、すごく少ないが行ける時に行っていた。

 

平等性を保つためのことを考えたり、彼にはもっと友だちと遊ぶ時間も必要だと思ってもいた。

 
ここまでは昨年の出来事。

 

そして今年。2015年。

彼はビザの問題で一足遅く、3月末に島へ戻って来た。

また、先生に呼ばれた。

 

家へ行ったら彼が見せてくれた。

自前で用意した二つのグラブと硬式ソフトボール。

すごく嬉しくて胸がいっぱいになった。

 

彼自身が好きになってくれたことだけど、なんだか嬉しかった。

「これでいつでも出来るんだ」って。

インドで仕入れてきた無メーカーの革はペラペラでボールを受け捕る際には少し痛いけれど、初めてつけたあのグラブに今までになかった不思議な感情がそこにはあった。

 

なかなか、人を変えることは難しい。

教員と共に授業作りをしてきたが、根付けるまでに変えることの難しさと直面してきた。

最終的には相手自身が選択して決めることだから。その根まで響かせられないと変わらない。

目に見えるカタチを変えることはそう難しくはなかった。自分がやってしまえば出来ちゃうから。けれど、2年の限られた期間の中でどれだけ現地人に影響を与えられ、継続されるものを築けるか。ずっとそこを考えてやってきた。

 

協力隊のキャッチフレーズとして

「世界も、自分も、変えるシゴト。」とあるけれど、“世界なんて変えられない。”

色んな壁にぶち当たり、着任2ヵ月目にして感じていた。

そもそも国際協力ってなんだろう?そんなことまで考えていた。

 

でも、一つ一つの行動が何かを変えるキッカケになることは間違いない。

そこで決して多くを変える必要もない。

大切なものがただ一つ、それだけで本当は十分なんだと思う。

目の前を大事に、それに伴う行動をしていれば先は明るい。

 

そうすれば地球からみた世界ではなくとも、自分が生きる“目の前の世界”は変えていけるかもしれない。

 
思いのほか生活レベルの高いモルディブに来て、
国際協力って?その言葉に囚われて考えていた時に思った

世界の裏側の人と手を繋ごうとすることも、隣の人と手を繋ぐことも同じ。

大事なものはいつも 遠くではなく、近く。実はすぐそばにある。

 

これは大学時代、愛知県へひとり赴いて学んだことの一つとしてもある。

 

そして、大事なものほど、目には見えない。(ベターな言葉を借りてしまうけれど。)

 


小さな行動が何かのきっかけになり、それを”起こす”ことから始まるが
それを”続ける”ことがよっぽど大事なんだと思う。

やるのは簡単。
色んな課題に遭いながらも乗り越えて続けること。

その先にきっと、みえるものがある。
そう、信じて進んでいる。 





この競技を通してバットを手作りしてくれている男の子のストーリーもあるが、今回はこの一つ。

 






未来はわからない部分にワクワクできたり。
時にわからないところに もどかしさを感じたり。

想像性が増えると同時に、いらないものまで考えてしまうようになったのかな。

でも、自信を支える車輪は二つ。
経験信じる心

一つずつ積み重ねていければ、大丈夫。



出国前に父の姉夫婦の家へ行った時。
旦那さんから言われたことがある。

「人生は方程式のように こうしたからこうなる!とは決まっていない。だからこそ、自分の信じるものへ向かって全力で向かえ!
それが例え思ってた答えにならんくっても、そこ目指して全力で向かえてたらええんや!ただ、おじさんを含めここに居る家族は、例え100人が敵になろうとも、ひとりひとりを信じている。それは心に。感じるものを思いっきりやってこい!
正面から心で向かえば心でかえってくる。必ず。先生と生徒の関係でも。時に難しいけど、それが人と関わる良さや。」


やはり父家系は何だか、アツイ。
昔はよく行ってた尊敬する理想のいとこ夫婦の家。

 

そんな父も、情にアツイ。
いつも母が字を書くほど字は汚くて、携帯やパソコンはよー使えやんくて、少し言葉足らずやけど。
プロジェクトエックスを観て泣いてた父。
最後に皆ですき焼きしてくれたっけな。


母ほど躾を受けなかったけれど、父が叱るときは、感謝の心をもてなかったり、人の心を傷つけたり、大事にできなかった時。

泣きながら叱られた妹の誕生日を鮮明に覚えている。
その時に、家族の絆の大切さを教えてくれた。

母の作ってくれてる料理に、不満な顔をした時、
お米一粒でも食べられるものがある有難さを教えてくれた。


その時同時に、見たことのない世界を意識させてくれた。



休みの日はお子様セットみたいな、栄養は偏ってるけどそんなワクワク
ご飯を作ってくれた。


スポーツで生きていくなら、どう在るべきか教えてくれた父。

母は細かいことも色々してくれて大切なことや女としてのことを教えてくれて、
父はガツンと大事なことを教えてくれて男の子の遊びを教えてくれたよう。
ふたりあっての現在に感謝。

父との思い出も関わり一つ一つも大きくて胸に残っている。

あの時は全力で信じていた、サンタさんへの電話。(笑)

小さいときは父の腕にぶら下がって遊んだり、(今ではそんな筋肉ないね)
週末はキャッチボールしたり、バッティングセンター連れてってくれたり、銭湯やボーリング連れてってくれたり、
大きくなるにつれて、そういうのがなくなってしまった。

父の昔話聞いてワクワクして、マネしてみたり。。

今では出張多いお父さん。
家族皆大きくなって、仕事して帰ってくる時間もバラバラなりだしてるんかな。ゴールディンウィークの恒例家族旅行もなくなっちゃって、もう何年もないなぁ。


女ばっかで寂しかったやろうなぁ。。


同じ
うま年。父とは何だか魂の繋がりのようなものを感じる。
家族やから当たり前かもしれないけれど、なんだか特別。

まだ私が母のお腹の中にいる時、
「この子は絶対に男の子」と父が念じてた先に、生まれてきた女の子の私。

だから、思い入れも強かったと思う。
父が競馬してた頃、何の知識もない私の選ぶ番号がニアピンで選ばせてくれてた。
将棋の仕方を教えてくれて、よく一緒にしてた。
いつも負けてたけど。

父は遊ぶ知恵がたくさんあった。


最後、関空まで見送ってくれた
大好きな父さん。


会いたいな。


もう、だいぶお歳やけど今なら一緒にお酒も飲めるなぁ。


美味しいものを勧める時によく使ってた言葉。
「騙されたと思って、食べてみ!」…(笑)

気付けば今回はお父さん特集になったな。

そうして気付けば朝焼け。


みなさん!おはよう。
今日も一日、笑顔でいきましょう\(^^)/

 

 

 

 

 

 

 


一カ月更新が滞っていました。

学期の中休みの期間、任国外旅でインド行へ行き、
戻ってきてから、野球・ソフトボールコーチングキャンプを開催しました。

その記事は後々にし、
今は、この今のことを書きます。

時間は確実に進み、帰国の日が近づいています。

心境は、色んな感情が入り混じってまとまらないです。


そんなこの時期、周りでは帰国の話しが多くなります。
もちろん、島の人たちとも。

もうすぐ、帰るんだよね。って。

必ず、戻ってくるんだよ!って。

結婚式、ここであげなよ!って。

(モルディブ人と結婚してjここに残りなさい、って。≪海外あるあるかな。≫)
こればっかりは、赴任当初からシリアスに答えてます。



人々の優しさに触れ、怒っても一瞬でおわるそんな人々と共に過ごせている
この穏やかな時間、最後までも大切にしたい☆

そして日本社会で発信していきたいん。

娘、と呼んでくれる人がここに居ること。
1助けてほしいとお願いしたら、10くらいで助けてくれるモルディブ人。

ここに命あることに、感謝です。


その時期に、体育の授業でも変化は表れている。
子どもたちの成長、先生たちの変化、これを一番身近に感じられている。

自分が行ってることがすべて正解ではないし、現地先生から学ぶこともある。

でも、自身がやってきて伝えていることを、やり方を
私がコーチングキャンプで抜けた日もしてくれていたことを
先生から聞き、生徒の様子を見てもそれが感じ取れた。

毎日、毎時の授業内容、子どもたちの様子、つまづき、自身の反省点
それらを綴ったノート。
気付けば、もう4冊。


これは、授業改善にもすごく役立っている。


見返せば、今期2月になっても1年生は未だ集団行動が難しかった。
並ぶ、ということがほんとうにできなかった子たち。

それが、できるようになった。

当たり前のようなことかもしれないけど、
そんな変化がわたしにとっては、すごく嬉しい子どもたちの成長でもある。

ここを去る時には、
これらのノートにも感謝の想いと共にさよならします。

ほんとうに必要なもの以外は
持って帰らない!と決めているのです。

ある節目になるので。


今回は嬉しくてポジティブなことばかり書いているけれど
実際には、ほんとうにたくさんのことがあった。
でも!良いことも悪いことも、
そう長くは続かない!

そして教えてくれるために出来事は起きているから。

今の生き方で過去の出来事にも感謝できるし。
大事なのは今を進撃に生きること。

どんな状況からも学べればいい。


だから、大丈夫。
何だか、そう思えるようになった(^-^)



今日も暑いモルディブ。


来る前にたててた大枠の目標はもう、叶っている。


残り2ヵ月、何か新しい目標を立てよう。


\(^^)/\(^^)/




2015.3.16-3.18

ここ、任地の島であり、活動先であるダンゲティスクールにて体育のワークショップを実施しました。
参加者実に63名と過去最大の大規模ワークショップとなりました。

この島のみならず、同環礁内の他島の先生方も来てくださったからです。

そしてこのように私たちがこういう活動ができたのは、
先生方のサポートや、何より毎日毎食大勢の食事を用意してくださり、アコモデーションの
協力をしてくださった保護者のサポートあって。
また来てくれ実施してくれた隊員にも感謝。現職の方の内容はさすがだなぁ、と感じた。

最終夜は、バーベキューナイトで、誰かの結婚式を思わせるような
さすがモルディブのデコレーションがされていました。


今回の目的は「先生自らがレッスンプランを作って実施できるようになること」
もうすぐ帰国を前に、後任を含む2年を通して現地教諭が主体で授業を実施できるようになること。そこを念頭にして、目標設定をしました。


内容は3日にわたり、「体育の意義・目的」から始まり、
講義「年間スキーム作成方法」「レッスンプラン作成方法」
実技「ゴールマン」「キックベースボール」
講義「実技イードバック」「グループワークのレッスンプラン作り」「発表」
実技「選抜した実技の模擬授業」
講義「各グループよりフィードバック」 そして「コンクルージョン」

朝早いモルディブ人ならでは、時間変更で朝6時から実施した最終日。
(毎日5回お祈りがある、このムスリムの国では時間配慮が必要。
朝5時過ぎ・昼12時15分、夕方15時25分、夜18時20分、19時半。
この時間をさけなければないらない(サーボーンや食事も入ってくる))
夜の部が終わるのはだいたい夜22時半。それから隊員で振り返り。確認。
コンクルージョン作成してたら翌日の朝5時半。



授業作成の4Step,に3つのポイント!
しっかり何度も伝えて、先生たちもそこを軸にしっかりと授業を作成できていた。
こうして、各々の島へ戻っても、体育の授業を実施してくれると嬉しい。

誰かが居なくても、できるようになってほしい。

環礁内の他島の先生方からも声を掛けていただき、
きっと後任の活動の幅も増えていくことになると思います。

自分自身も残り数か月、
きっとやれることが増えていく。
残りは、幅広くいかず、これまでのものを、より根深くせめたいと思います。


嬉しいこと、たくさんあって
最後の校長の言葉や先生の反応に、嬉しくて胸が熱くなり涙しそうになってました。。

もうすぐ終わりか、と実感も湧いてきた。。。

そして、いつも体育を一緒にもってる先生方、特に1年~3年の先生が積極的に
応答して実施してくれてたことが、すごく嬉しかった。






伝えてきたことが、
伝わってるんだ、って実感できた。
率先して、どこか自信を持って取り組んでくれていた様子に胸が熱くなった。





自身へのフィードバックにもなった。

ダンゲティスクールの先生たちの積極的な取り組みに感心、感動。



サーテフィケイト受領式は、校長からだけではなく、カウンセラーや、
モルディブ伝統衣装を身にまとった私たちからも受領させていただきました。

その後は写真撮って攻め。(笑)


島人、先生、カウンセラー、保護者、もうすべての人が一体となって実施できたこのワークショップ。


もう、すべてにありがとう。

涙。


教員のポジションで先生の育成や授業実施の活動で、
なにか大会から結果がみられるわけもなく、子どもたちがプライズされることがない、この体育。

だけど、まいにちの小さな変化や、こうした実施から感じられるもの、
それが何よりの感動であることを、また心して感じた。



出逢えてよかった。



環礁の先生方や隊員を見送った朝。
帰ってきてから、爆睡してました。






起きたら夕方…(笑)



寝すぎた!!!!


















2015.03/15(Sun)

初めてモルディブの地方島へ来て、夜空を見上げて超絶に感動した日のことを思い出した。
あの日は、忘れもしない七夕。
語学研修島へやってきた日。

天の川、がみえた!!

夕ご飯食べて、外に出た瞬間のあの感動!
「七夕やから?天の川やーーん!」

今日の夜空、まさにミルキーウェイ!
もう、星がキラキラ✨
ぴっかぴかと光放しだしてる。

地方島に来て、ナンバーワンの星空やった。

それを見上げては、頬がゆるみ、幸せな気持ちに包まれながら気分よくジョギングして
ミーティング!

島へ戻ってきてから、ずっと打ち合わせ、
今日もサーボーンしながら、島のカウンセラーや校長と確認。

明日から始まるワークショップ。
保護者が全食事用意してくださり、学校で皆で食べます。

特別日程を組んでくれ、学校も休みのなか行います。

CRTコーディネーターも来て、新カリュキラムのワークショップもしてくださります。

こうして、
島みなんが協力してくれて、
私たちが活動できること。

感謝の想いに尽きます。

そして、こうやって
イベントを創り上げる楽しさを、
日本×モルディブ祭りのときのように
ひしひしと感じております。


こんな機会に、ありがとう。

実りあるものになるよう
何より、今後に繋がっていくものとなるよう
参加者皆と共につくっていきたいと思います。


来てくれる先生たちへ響くものをシェアできるよう、

いざ、
ちばりよーーーーーー!(^-^)

私の講義はスキーム作成方法と、ファイナルクロージング!

イングリッシュ多めでいこうと思います。

なんでも挑戦!

やってみてなんぼ!!

全てたった一回しかない機会なので
準備しっかり!!