週末にこれを被りに行ってきました!
ピンと来た方は40代以上でしょうか
「ニューヨークへ行きたいかぁ」
アメリカ横断ウルトラクイズ
小学生だった私は夢中になって見ていました
あの憧れの被り物が横浜のイベントで展示。
そして、なんと被っての記念撮影ができると
行きたーい
被って見たーい
しかーし、夫を誘うも つれない返事
50過ぎのおばさんが一人で行くのは痛すぎる
何としても夫を誘い出さねば
そこで思いついたのが
ゴジラで釣る
前々からゴジラ-1.0を観たいと言ってる夫。
私は怪獣ものには興味がないので誘いもスルー
そこでお互いが見たいものを一緒に見ると提案したところ、渋々OK
撮影待ちの行列を覚悟していましたが、会場は閑散としており、私たちの前に同年代の男性が一人いただけでした。
いよいよ私たちの番に
開口一番
重ーい
2キロはありそう
しかも、座りが悪い。グラグラします。
こんなに重く、しかもグラグラするものを被ってクイズに集中するってすごい!!
下の階では最後の回のウルトラクイズを視聴することもできました
懐かしい
日本大通り駅横の放送ライブラリーで2/12まで開催してますよ。
近くにNHK横浜放送局がありますが、そちらではないのでご注意を
私はそっちに行ってしまいました
次に桜木町の映画館へ。
夫の付き合いでゴジラを見る羽目に
期待ゼロからの鑑賞
ところが今回のゴジラは違う
舞台は終戦直後の日本と生き残りの特攻兵の苦悩。
単なる怪獣ものではないのです
胸が熱くなる場面が多々ありました。
エンディングロールが流れ出す頃には魂が激しく振動し、それと同時に心の中で「ウォー!!!」っと雄叫びをあげました。
な、何なんだこれは!?
もちろん周りの人には一切聞こえていませんよ
「勇気」がお腹の底から湧き上がる感じ。
大和魂に火が着いたとでも言いましょうか。
やったるで!
どんと来い!
怖いものなど何もない
勇気の塊
そんな感覚になりました。
思えば、日本列島はこれまで災害と戦争で幾度となく焼土化しましたが、その度に驚異的な速さで復興を遂げてきました。
これは焼け野原になったことで
体主霊従から霊主体従に移行し、皆んなが一丸となって国を復興することができたのではないかとこの映画を見て思いました。
体主霊従とは
体=目に見えるもの。物質主義。
目に見えるものに価値を見出す為、
目に見えるものしか信じない。突き詰めると「お金」。
やがてそれは「持つ者・持たざる者」に区別され
分断・差別が生まれる。
競争社会。
霊主体従はその逆で
霊=目に見えないもの。心を大事にする状態。
本当に大切なものは目には見えない。
愛情、友情、情け、思いやりなど「心」から発せられる形のないもの。
突き詰めると「愛」。
愛は減ることのない無限のもの。与えても与えても減らない。
分け合い、助け合い、協力し合う、争いのない社会。
戦後、高度経済成長を遂げ、皆が豊かになったことで、またしても物質主義に陥ってしまった感。
近年スピ界で騒がれているような終末の世にならないことを祈るばかりですが、もしそのようなことになっても、大和魂を持つ私たちなら、その時は霊主体従に速やかに移行し、乗り越えることができるんじゃないかとこの映画を見て思いました。
この映画を見て大和魂に火を付けましょう
しかーし、燃え盛る大和魂に水をかけられ、しらけムードになった私
実は夫はこの映画を酷評
生き残りの特攻兵が焼け落ちた実家に着いた際、髭が綺麗に剃られていたのは不自然。
着ているものがキレイすぎ、ボロボロじゃない。
「渡る世間は鬼ばかり」並にセリフが多すぎる。
そこは演技で伝えろよ。
などなど、細かいところが気になって、ストーリーが入ってこなかったと。
これはまさに物質主義の最たるもの
目に見えるものだけに意識を向け、大きなテーマに心が及ばない
そんな細かなことに気を取られ、主人公やそれを取り巻く人物に感情移入できなかったとは
今回のゴジラは主人公の弱さ、良心の呵責、葛藤、怒り、勇気、友情、愛情など、心の描写に重きを置いた奥深いもの。
そこを共感できなかったとは
なんて残念!というか、もったいない
皆さんも「木を見て森を見ず」状態に陥らないでくださいよ
この映画を見て
大和魂
を燃え上がらせましょう
私は今週末に白黒版も見に行きます
酷評した夫もなぜか一緒に行きたいと
感情移入できなくても、ゴジラ登場シーンが歴代No. 1の凄さと言っております。
別々に行きたいところですが、50歳以上の夫婦だとチケットが超安いので一緒に見るしかない
せめて席は離そうかしら