前回の続きです。
奥入瀬渓流の妖精さんたちに面白いもの、珍しいものを見せてもらい、楽しい散策が続きました
散策路を2/3まで歩いたところで、ペットシッターさんから、お世話の報告がLINEで来ました。
うちのニャンズは野良出身の為、捕まえることができません。
連れて行かれることを察して、手が届かない隙間に隠れます
ホテルに連れて行く為に無理に捕まえられたとしても、キャリーのなかでオシッコや脱糞をするほど怖がります
なのでペットシッターさんに来てもらい、餌とトイレ掃除をお願いするしかないんです
手はかかりますがとーってもかわいいんですよ
夫に鍵の返却方法を聞くと
「ポスト投函でお願いした」と
嘘でしょ
事前打ち合わせを夫に任せたのがいけなかった
我が家のポストは鍵がかかりますが、マジックハンド的なものを使えば、誰でも簡単に取り出せてしまうのです
なのでセキュリティゼロ
すぐに電話で鍵の回収をお願いしたくても、山奥で電波が入ったり入らなかったり。
電波状況の棒を見ながら、ひたすら早歩きで十和田湖を目指しました。
のんきな夫は
「滝見ないの?」
と後ろから声をかけて来ましたが無視
家鍵を盗まれたら、もれなく車も盗まれる
猫たちは脱走するかも
頭の中は不安で一杯になりました
飛行機を一便早いのにするか
でも、そしたら十和田神社には行けなくなる
そんなことを考えながら歩いていると
一羽の鳥が目の前に止まりました。
スズメより小さい鳥。
少しして美しい声で鳴いてくれました
少し遅れてやってきた夫(しっかり滝を鑑賞)が
ミソサザイだ
初めて本物を見た
と小声で興奮しています。
しばし、美しい鳴き声に聴き入りました
その鳴き声を聞いていると
不思議と心がどんどん軽くなっていきました
大丈夫だよ。
心配いらないよ。
奥入瀬渓流の妖精さんが鳥に託したメッセージをキャッチ
小鳥と妖精さんに励まされ
きっと大丈夫。
全てうまく行く
そう思い直し、ゴールを目指しました
十和田湖に着くとスマホが繋がりました
急いでペットシッターさんの事務所に電話すると、そのシッターさんは次のお宅でお世話中ということで、鍵を引き取りに行けるかの返事待ちに。
この待ってる時間が長かった
程なくして返事があり、鍵の引き取りOKとなりました。
なんと有難い
シッターさんのおかげで予定を切り上げずに済み、無事、旅を続けることができました。
十和田湖半からバスで渓流沿いを下ってレンタカーを停めた駐車場へ。
スタート地点から5時間かけて歩いたところを僅か30分で戻りました。バスって便利だなぁとつくづく思いましたが、何とも味気ないものだなとも思いました
バスを降りると朝は空き空きだった駐車場が満杯になってました
7時に停めて大正解でした
奥入瀬渓流は山奥にあるので、早朝散策できるのは近隣の宿泊者のみなのでしょう。
お昼過ぎには沢山の人がいました
バスで下りた道をまた上り 十和田神社へ。
すったもんだありましたが、十和田神社を無事に参ることができました
私は4年ぶり
夫は初参拝。
授与所の品々を眺めていたら、神職さんに「写真を見れますか?」と訊ねている人がいました。
すると神職さんがアルバムを広げて何やら見せているではありませんか
それは拝殿の前に白い光がうねっている画像。
中には龍のように見える画像も
参拝者が撮った写真に龍神が写ったものがたくさんありました
ほほー
ならば私もパチリ
しかーし、拝殿以外何も写りませんでした
夫も撮りましたが結果は同じ
でも、運試し的で楽しい気分になりました
でも、そんな不思議な写真が撮れる場所だとは知りませんでした。
授与所にいかなかったら、気付かずでした。
これは十和田神社の神様が見せてくれたもの
楽しませていただきありがとうございました
いざ、奥の院へ。
青龍権現様が祀られている奥の院へは結構な長さの階段を上って行きます。
ルンルン気分で入り口に向かうも
通行禁止
ガーン
老朽化で通行止めと書いてありました
4年前は普通に行けたのに
厳しめの龍神が鎮座している奥の院。
前回お参りした際はその厳しい雰囲気に写真を撮ることも憚られました。
まさか行けなくなってるとは
肩を落とし、トボトボと拝殿へ戻ると
「すごいなぁ」と夫
はて?その視線の先を見ると、初老の男性が奥の院のある方角に向かって一心に拝んでいます。
信仰心の厚い方だなぁ
その男性の立っているところに
奥の院遥拝所とありました。
なるほど、あそこからご挨拶すれば良いのね。
私たちが待っていることを男性に悟られないよう(邪魔にならないよう)、かなり遠くで待つことに。
しばらくして男性が立ち去ったので、遥拝所から青龍権現様にご挨拶しました
夫婦揃って、日本三大龍神参りをコンプリート
神社を後にして隣接する十和田湖畔を歩いていると二羽のセグロセキレイがいました。
踊っているような動きをしています。
よーく見るとオスがメスにアピールするような動きをしています
こ、これは求愛ダンス
動画に撮ろうと思いましたが、呆気なく撃沈
あーあ、振られちゃった
オスは飛び立っていきました
鳥の求愛ダンスを生で見るのは初めて
これも十和田神社の神様が見せてくださったのでしょう
有り難い
最後に十和田湖を一周しようと思い、土産屋の店主にオススメの眺望ポイントを聞くと
「ホォー一周しますか。時間はあるんだね」と念押しされました。
えっ
すると奥さんが「今、工事をしているから途中で戻らないといけない」と言ってきました。
そこで近場の展望台を教えてもらいました。
配荷峠(はっか)
ん?右の真ん中に見える半島がさっきいた場所。
その奥にも湖が広がっている??
地図を確認してびっくり
私たちが見ていたのは湖の一部。湾になっていたので全体は見えていなかったのです。
私たちが見ていたのは赤線エリアのみ。
土産屋のおじさんが感心しながらも念を押した意味が分かりました
十和田湖ってとんでもなく大きいんですね
秋田と青森に跨っていることも知らなかった
土産物屋でやたらと " きりたんぽ " を目にしたのも納得
なんで青森で秋田のものが??と不思議に思ってました
いやぁ、知らなかったなぁ。
今度また十和田湖をゆっくり観光しにこようと思いました。
予定では空港近くの銭湯でのんびりしていこうと思ってましたが、十和田湖で想定以上の時間を取られ、空港到着が結構ギリでした
帰りの機内から美しい夕焼けが見えましたよ
いやぁ、すったもんだはありましたが、楽しいプチ旅行でした
親の介護問題でプチ鬱状態だったので、自然の癒しが何よりの薬となりました
無理しても行って良かった。
奥入瀬の妖精さんとの楽しい交信
霊感がなくても大丈夫ですよ
交信のコツは前回のブログを見てくださいね
十和田神社に参拝される方は数日前から空を見上げましょう
眷属があなたを偵察しにきているかもしれませんよ