てんかんは脳の病気
運転中の発作での事故が取り上げられて
いいイメージはない
うちのチビの
13歳で始まった
最初の症状は
嫌な臭い
左半身のしびれ
突然襲われる恐怖感、不安感
頭痛と睡魔
変なメロディが聞こえるとか
デジャブだとか
言っていたこともあった
3.4回位だけど
目を見開き
一点を見つめることがあった
声をかけるとうなづくけど
上の空で
話を聞いているのかと尋ねると
しばらくして
うるさいといって寝にいってしまう
この時に意識を失っているとは
誰も気づかなかった
もちろん本人も
気づいていない
この症状がてんかんであるという事を
内科医も
耳鼻咽喉科医も
心療内科医も
精神科医も
分からなかった
専門外なら仕方がないのかもしれない
でもMRIをとって見てくれた
脳神経外科の医師も
分からなかった
その間つけられた病名は
強迫性障害
思春期の不安症
1度だけバタンと倒れる一般的に言われている
てんかんの発作を起こした15歳の時
やっとてんかんだと診断された
でもその診断をした医師も
てんかんの他に
発達障害、統合失調症があるかもとの診断
いくつかの病院をまわり
それでも正しい診断がなかなかつかず
その分 チビは苦しんでしまった
チビを理解することが
なかなか出来ず
チビの行動は
暴言から暴力になっていった
今、20歳になり
すべての症状を生んだ病名は
右側頭葉てんかんだけだと診断された
他者への暴力や粘着質な性格も
一部の側頭葉てんかんのひとの
特徴だとも言われた
この春
思い切って側頭葉てんかんの手術をした
本人も家族も相当悩んだ
脳の一部
海馬と扁桃体の切除をする
とんでもない手術
実際、11時間に及ぶ
手術だった
そしてはっきり分かったこと
しつこい性格
キレやすい性格は
手術と共に綺麗さっぱり
去っていった
嘘のように穏やかで
愛嬌のある性格に
戻った
ちょっとした冗談を間に受け
傷つき怒っていたのに
今ではそれを
笑いに持っていくようになった
お前のせいで俺の人生はおかしくなったと
言っていた口が
親の気持ちも知らないで
色々とごめんと
涙目で言ってきた
まるで別人のようだ。
…と言うか、
昔の姿だ
本来のあの子が帰ってきた。
てんかんになって
不安な時も
手術を悩んでいた時も
ネットでのてんかんに関しての情報は
あまりにも少なすぎた
てんかんは
統合失調症
うつ病
発達障害などと
間違われることが多いという
本当の病名が分からなければ
正しい薬が処方されず
本当に心の病気になってしまうことも
多いという
手術後の変化は
皆同じではないと思う
不安な症状が
もちろんてんかんじゃない人も
たくさんいると思う
でも中には
同じように
本当の病名に気づいていない人って
いないのかなぁと
気になってしまう
あるいは私があまりにも
鈍感だっただけかもしれないけど。
ただてんかんは
200人に1人から2人が
発症する
決して珍しくない病気だと
言われている