「ごめんね」
病気になった人は、好きで病気になったわけでなく。障害を持つ人は、好きで障害を持ったわけではなく。病気になったとて、障害があったとて、その人がその人であることに変わりはないのです。利用者の方に「ごめんね」と言われることが多いですが、私は「ごめんねって、何か悪いことしたん?」と聞いてみたりします。「ごめんねは悪いことしたときに謝る言葉。ありがとうって言ってくれたら、こちらこそって言えるよ」と伝えます。実際「ごめんね」と言われても、返す言葉に困るのです。利用者は皆 なーーーーーーーーーーんにも悪いことなんてしていないのです。病気をしたり、障害があったり、歳をとったりしただけなのです。人の手を借りることに罪悪感を持っておられるのであれば、時にはこちらから、その方にできることをやってもらったり、教えてもらったりして、その方の手を借りればフィフティ・フィフティ。お互い様の関係が作れます。介護職は「してあげる」仕事ではありません。ましてや「ごめんね」なんて言われる仕事ではないのです。「ごめんね」なんて利用者に言わせたら失格!と、私は思っています。