川上未映子さんのブログに2010という数字の並びは思った以上に未来的、とありましたが、同感です。平成22年って言ってもそんな感じはしないので、やっぱり2010という数字のせいだろうか。2000年や2001年の時よりも「未来的」な感じがする。0と1が並んでいてデジタル的な並びだからかもしれない。
2001年から21世紀というから20世紀から生きてきたひとたちにとって「未来的」なはずだけれど、『2001年宇宙の旅』っていう映画が、昔あって、それをリアルタイムの映画として経験していないとその映画は「過去の映画」「昔の映画」ということになって2001年が(迷惑なことに?)「未来的」でなくなってしまったような気がする。
2000年から2009年までの2000+1桁の年はまだ21世紀の序章で、2010年から21世紀の本番になる。2000+2桁は2099年まで続くから21世紀の最後の方まで。2000~2009年は two thousand one, two, three... だったけれど、今年から twenty-ten, eleven, twelve... ってなっていくし、やっぱり西暦は「前半2桁と後半2桁に区切って読む」って教えるから。英会話講師をしていた2003年4月~2007年4月は、そんな「特別」な年だったから「。。。でも2001~2009は前半と後半で区切ると、twenty-one=21」みたいになっちゃうからtwo thousand oneだ」なんて教えたばかりのことをすぐにくつがえすことをしなければならなかった。
そんなこんなで、ようやくある意味本当の21世紀が来たような気がする。いままではその時が始まったらもう未来ではなかったけど、2010年は始まってからもまだちょっと「未来的」な香りがただよいませんか?
でも未来的といってはみたものの、未来は1日先でも1秒先でも未来は未来だからなー
時間の最小単位は10のマイナス43乗秒らしいから、一番近い未来は「今」から10のマイナス43乗秒ということになる。でも「10のマイナス43乗秒」って言うか頭で考える間に、その何万倍もの時間が過ぎてしまいますね。