今朝のめざましテレビで、最近はハリウッド映画は字幕上映より吹き替え上映の方が多い、と伝えていました。ナルニア国物語第2章などそうみたいです。
活字離れということでしょうか。字幕で振り仮名をふる漢字も増えているみたいです。字幕版を見るか、吹き替え版を見るかはもちろん人の好みの問題もありますが、吹き替えが増えている理由はネガティブというか、危機感を感じます。
他に外国語に対する興味を深めたり、発見が少なくなってしまうような気がします。たとえ外国語が理解できなくても字幕と対応して音声も聞いていると、少なからず発見もあって、それが学びにつながるのに、吹き替えで見たらそれがおこる可能性が0になってしまう。韓国映画を見ていて、日本語と同じような発音をするものも結構ある、こんな単語も日本語と同じようないい方なんだ、と気づくこともあるのに。英語でもあいさつやちょっとした一言を映画を通して覚えたりしますよね?アメリカ人はピンチのときに「Jesus Christ!」って言うんだ~、みたいなのを「トップガン」を見ているうちに思ったりした記憶があります(現実ではそんな大ピンチになることはないからあまり使わないかもしれないが)。日常会話では「How are you?」「I'm fine thank you, and you?」なんてめったに言わないことも気づいたり。あまり吹き替えばかりを見ているとそいった気づきがなくなってしまうと思います。
個人的には吹き替え版なんてお金払ってまで見る気がしません。テレビでやっているのは吹き替えなのもあって、無料で見るときは吹き替え、という感覚だし、吹き替えにすると漫画の世界と同レベルになってしまう。漫画の世界は外国語なんて基本的になく、「キャプテン翼」で海外チームと試合するときもドイツ選手もブラジル選手もみんな日本語話しているみたいな。
唯一吹き替えで見るのは、昔見ていた海外ドラマ。「フルハウス」や「ビバリーヒルズ高校白書・青春白書」ですね。テレビで見ていて日本語のキャラクターが出来上がっているので、英語がある程度わかるようになってからも英語で見てみようとは思いませんでした。
外国映画は字幕で見ましょう。声だって演技のうち。英語が少しわかってくると、字幕では文字数の関係でちょっと意訳しているな、という気づきも出てきます。たとえ全部理解できなくても、色々な言語の音声を耳にするのは大事なことです。吹き替えばかり見ていると外国語に対する興味もなくなり、知識もなくなり、某北米大陸の1国に住む人たちみたいになっちゃいます!○メリカ人はオーストラリアがどこにあるか知らないんですから。
By Lalaa ENGLISH CLUB