私のサロン-LaLa-は女性限定サロンにさせて頂いているのですが…
長年の男性のお客様のみ、ご来店いただいているんです。
その中のお一人に、おそらく65歳くらいの、ご近所の大学にお勤めの教授がいらっしゃるんですが、
驚くくらい、その辺のおじさんはもちろん、女子も負けそうなくらい美意識高い系男子なんです。
その方、韓国の方なんですが、単身赴任で日本でお仕事。
奥様は、母国でキャリアウーマンらしく、個々に華やかに暮らしていらっしゃる優雅なご夫妻みたい。
男性ながら、6週間に一度、ご来店くださって、パーマとカラーをされます。
若々しく綺麗にしている方が、学生さんが喜ぶんだって。
そんな先生、私にいつも、色々とお話をしてくださるんですが…
最近は、退職後何をするかで悩み中
フィリピンに移住して、カフェを開きたいんだよ!
フィリピンでゆったり暮らしながら、趣味程度にカフェをしながら残りの人生を楽しみたいんだ。
いいと思わない?
「いいですねー」
だけど、よくよくお話を聞いてると、❓❓❓
コーヒーは先生がいれる
ケーキも先生が作る…の?
「先生、ケーキ焼けるんですか?すごいですね」
焼けないよ。
今学校を探していて、今から習うんだよ。
オーナーだから、それくらいできないとダメだと思うから。 ( 今から?先生65歳くらいだよね)
「そうなんですね
だけど、先生
納得できる美味しいコーヒーとケーキができるようになるまで…10年はかかりますよ。
先生が来て欲しいお客様は、富裕層なんでしょ?
そんな方々は、舌が肥えてるから、本当に美味しいコーヒーやケーキの味を知ってますよ。
美味しくないと2度目は来てくれないんじゃないですか?
先生、資金があるんだから…
信頼できる最高のバリスタと最高のパテシエを探して、カフェはその方にお任せして、know-howを教えてもらう方が良くないですか?
それに、大学教授の先生が、人に雇われるって無理じゃないんですか?」
と、私の意見を言ってみたんです。
わっそうか
松本さん!
僕にはその発想はなかった! (えっなんで?)
僕の悩みが3つくらい解決したよ
ありがとう
いい人を探す事にお金を使う事にするよー
「いえいえ、どういたしまして(^^)」
「先生はとても頭のいい方だと思うけど…
技術って、頭でいくら考えていてもそれだけではダメで、長年の積み重ねで熟練していくんですよ。
何回も何回も繰り返して、できなかった事が出来て、またその過程でできない事にぶつかって、何回も何回もトライして、そこを超えていく。
そうやって、自分だけのものにしていくんです。」
今日はいっぱい、いい事があったよー
スッキリしました。
ありがとう!
って、ニコニコ帰っていかれました。
うちは、なに屋さんだっけ?笑
ちなみにこの先生
私の仕事が、日本中で、僕の中では1番だよ!
と言ってくださる
本当にありがたいお客様です。 笑
年明け初の講義があるそうです。
ご本人曰く、大人気教授らしいです。
多分、次回も、
このお話の続きがお聞きできそうです。
楽しみです。