皆様、週末の午後いかがお過ごしでしょうか?
至福の時間をお過ごしのことと拝察申し上げます。
先日、元野球日本代表監督の栗山さんがTVに出ておられるのを拝見して、昔のボス殿を思い出しました。
栗山元監督の、相手を傷つけないように、負荷を与えないように、でも、伝えるべきことはしっかりと伝えておられる。私が以前一緒に仕事をさせていただいたボス方に重なるところが多く、思い出してしまいました。
これも今になって気が付くのですが、ボス殿を理解してさしあげればよかったと思うところが過去の私にあったと思うのです。
男は外に出ると7人の敵がいるということわざがあります。
どんなに力があって、地位があって、たくさんの部下がいるボスでも本当に心を許せるのは意外と少ないのかもしれません。
もし、ボスとコミュニケーションがうまくいかず、お悩みの秘書さんがおられたら
もし、あなたにボス殿をおもいやる気持ちが少しでも持てる余裕があるなら
わかって差し上げていただきたいのです。
秘書のみなさんは非常に努力家で、2本の足でしっかり踏ん張って、顔にださなくても歯を食いしばっていることが多いのもわかります。
秘書のポジションはそれ自体、否応なしに負荷がかかります。
それは、ボス殿の最も近くに常にいるポジションだからです
。ボスの傍にずっといること自体が相当大変なことなのです。
しかしそれは時間が少しずつ解決してくれて、そのポジションでなければ
やる気になれないこともある程、魅力的なポジションでもあります。
ですからしっかりとプライドを持ってください。
理解のない人からの言葉に惑わされてはいけません。
私の場合はいまだに仕事中はずーっと緊張しっぱなしで、いつもあれはどうなったかな、これは間違えないかとどんなに、見直しても問題なく完了するまでは心配の連続でした。
お昼休憩は、私はとにかく一息つきたい。誰とも話さず、ぼーっとしたい。と思っていたのと
時間がみなさんと合わないことが多く、一人ランチになることが多かったです。
秘書のみなさんの孤独もわかります。
でも、全ての責任を背負い、社員とその家族の人生を背負って、数字と孤独と戦いながらあなたと同じように2本の足で踏ん張り、
夜も眠れず、かといって立場上、弱音を吐けないボス殿がおられることを、頭のどこかに留めていただきたいのです。
人の上に立つということはそういうものなのです。
特にトップボス殿は、組織の中では誰にも弱みを見せられず、自分の秘書だけが、唯一ほっとできる存在であることも結構あります。
ですから、お部屋にお帰りになったら
暑い時期は冷たい飲み物を、寒い日には温かい飲み物を
笑顔で、お出ししてほしいのです。
そうやって少しづつ小さなコミュニケーションを重ねて頂きたいのです。
ボス殿はあなたのその心遣いに感謝して、絶対に覚えておられます。
もしあなたが、仕事中はボスの唯一安心できる存在だとしたら、唯一の存在にわかってもらえないのはあまりに悲しく、ボス殿はかなりの勢いで心を痛めてしまわれます。
ですから、その方の秘書でいる間はボスサイドに立っていただきたいのです。
ボスサイドに立てないなら、もうそれは秘書とはまた違った立場にならざるを得ないかと思うのです。
もちろんボスの暴言や暴力なんてのは論外だし、秘書さんが体調を崩すほど理解を示すのは考えものです。
真当な上司であることが前提で、可能な範囲で、あなたに少しでも、このボス殿の役に立ちたいと思う気持ちが爪の先程でもあるなら
許されるなら、あなたのボス殿の境遇を少しだけわかって頂ければと思います。
あなたの理解はきっとボス殿の生産性に影響するはずです。
先日剪定をしたバラがまた花をさかせましたので載せました。
よろしければご覧になってください。