皆様、こんにちは!
楽しく婚活してますか?
カウンセラーの須坂です。
私は、時々、婚活する上での年齢について少し厳しいことを書いています。
今回は「子供をもつ」という視点でお話したいと思います。
30代女性は婚活において「妊娠年齢のリミット」を意識して欲しいと会員さんにはお話しています。
何故なら、婚活中には「子供が欲しい男性の心理的なカベ」も意識しなければならないからです。
女性35歳を区切りに、男性側の意識が変わります。
先日、37歳と44歳の男性が入会されました。
彼らは、今までお仕事を頑張ってきた。結婚後は、新居を構え、子供も2人くらい欲しい。実際彼らにはそれだけの充分な経済力があります。
「父親になったら、休日は子供と過ごしたいし、子育てにも積極的に参加したい」「男の子と女の子1人ずつ欲しい」「夏休みは家族皆で海外旅行にでも行きたい」と夢は広がります。
この男性に、同じ37歳と44歳の女性をご紹介しても、お見合いが実現する可能性は非常に低い。
「子供を持つ」ということが彼の人生プランの中に組み込まれている限り、確実に子供が持てる(自然妊娠が可能な)年齢のお相手を選ぶのは必然です。
もちろん、私たちカウンセラーは「35歳以上の女性も今は自然妊娠可能ですよ。私も36歳ですが自然妊娠しましたし・・・」とご説明しても、無理に男性をお見合いの席に引っ張りだすことはできません。
(高齢出産に多い)不妊治療が、男性にとって精神的・経済的負担になることは周知の事実ですので、カウンセラーとしても無責任な言動は控えなければなりません。
この考え方は、子供を持ちたい女性が、年収の低い男性とのお見合いを断るケースとよく似ています。カウンセラーが「彼の年収が●●万円でも、あなたも働けば充分生活していけるし、子供だって大学まで行かせることができますよ」と申し上げても多くの女性は納得しないのです。
女性が「生活レベルと落とす」リスクを最小限にしたいのと同様に、男性も「子どもが持てない」リスクを最小限にしたいと考えているのです。
ただ、男性もこの「子供を持つ年齢」のリミットを考えなければなりません。
先日、こんな研究論文が発表されました。
「遺伝子に起こる新生突然変異の発生率の増加は、要因の97.1%が受胎時の父親の年齢にある可能性が示された。一方、新生突然変異の発生率の増加と、受胎時の母親の年齢には関連は見いだされなかった。(中略)過去の研究では遺伝子の新生突然変異と、自閉症や統合失調症との関連が指摘されており、またそうした疾患と父親の年齢について統計的関連性が示されていた。論文の共著者であるデコードのカリ・ステファンソン(Kari Stefansson
)最高経営責任者(CEO)は「近年の自閉症例の増加の一部は、父親の高年齢化によって説明しうる」と語っている。」
http://consumer.healthday.com/Article.asp?AID=657491
*ここで言及している父親の高齢化とは、40歳以上を指すそうです。
今、不妊に悩むご夫婦が10組に1組ほどいると言われます。そのうち、女性に原因があるケースが45%、男性に原因があるケースが40%、原因不明のケースが15%と報告されています。男性の精子の運動率は年齢とともに衰えるという研究論文もあるようですし、男性だって「いつでも子供は作れる!」とは言えなくなっています。
婚活中の男女の皆さん、もっともっと自分の年齢に関して意識しましょう。
