ここ数日の暖かさで、木々がものすごい勢いで新芽を開かせ始めました。
どんなに手入れをしても、どんなに肥料をやっても、季節が巡ってくるまでは、開き始める事はありません。
その代わり、しっかりじっくり寒い冬を乗り越えた木々は春の日の中で軽やかな新芽を開花させ、伸びやかに枝も広げ始めます。
いつもこの頃に生命ってすごいな!!自然はすごいな!!と思うのです。
人間は欲深いので、子供を育てるにあたって、それぞれの親の思いが結集されます。
どうかすると自然から180度逆行して育ててしまう事もあります。
よく気のつくしっかり者になって欲しい。
リーダー的な存在感のある人になってほしい。
優しく皆に愛される人間になってほしい。
自由に世界に出て行って勝負して欲しい。
勉強をしっかりして、エリートになってほしい。
などなど・・・・・
さまざまな思いを子供たちに託しながら育てていきます。
色々な思いがあって当たり前なのですが、
ふと、”三つで神童、末は博士か大臣か?!!二十歳過ぎればただの人!”という何やら格言めいた真実を思い出します。
私たち人間もどんなに頑張っても自然の中で生きていくしかないのです。
誰が勝者で誰が敗者という事は絶対にない中で、あえて言わせていただくと、連綿と繋がる命を持った者勝ち!!だと思うのです。
以前民主党が子供手当てを厚くするというのを当てにして、子供を生む若いお母さんを世間は、冷ややかにみていた時がありましたが、それでもあえて言わせていただくと、やっぱ、”子供を産んだもん勝ち”だという事です。
素敵なマンション、エリートサラリーマン、BMW、巻き髪、エルメス、年収3000万円以上、子供なし
公団アパート、ガテン系、チャリ、茶髪、ジャージ、年収500万円、子供チャリの前後に一人づつ、そしてオンブの計3人・・・・・
上記はあまりに極端ですが、人生の終盤に足を踏み入れて思う事は、やはり、
こども。。。つながっていく。。。いのち。。。です。
春の芽吹きの気持ち良さを体一杯に感じながら思う事は、すべての生きとし生けるものは、あまりあーでもない、こーでもないと言わずに、一度自然に身を任せてみると、案外幸せが近くにあるのかもしれません。
け・せ・ら・せ・ら・・・・なるようになる。いや、なるようにしてくれる。です。