私は2023年7月5日(水)にきらめき病院で腹腔鏡下大腸ガン切除手術を受けました。

同年6月にS状結腸ガンが発見された時点でStage IVでした。

 

術後は3週間に1回の通院でXELOX療法で抗がん剤治療を続けています。

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2024年7月22日(月)は門松先生から前の週に撮った造影剤CTの結果を聞き、大丈夫そうならヘルニアの手術の日にちを相談することになっています。

 

10時の診察のアポで、ほぼ時間通りに診察室に呼ばれました。

 

門松先生:先週撮ったCTですけど、肺への転移も肝臓への転移も少し大きくなっていました。

 

そう言ってPCの画面でCT画像を見せてくれました。

 

ララ心の声:この先生、良くなっているときは画像見せてくれないのに、悪くなっているときは見せるのね。えー

 

確かに、肺転移は数が増えているような気もするし、あばたのように小さく散らばっている肺転移の中に1つ大きさで目立っている転移が見えました。

 

肝転移も前回3cm弱だったのが4cm近くなっていました。正直ショックでした😢。

 

門松先生:だから今使っている抗がん剤はもう効きません。本来なら次はイリノテカンを使いますが、少し効果が劣るロンサーフという薬もあります。どうしてもイリノテカンより効果は劣りますが、脱毛はしません。

 

ララ:そのお薬の副作用は?

 

門松先生:一番の副作用は骨髄抑制です。それにより感染しやすくなります。あとは、口内炎、だるさなどですね。

 

ララ:ヘルニアの手術後はひとまずそのロンサーフを使って様子を見たいです。イリノテカンを使うかはまだ決心できません。看護師さんや美容師さんにいろいろ聞きました。院内美容室で説明を聞いているうちに、いつの間にか医療用ウィッグ注文してました。だから、家にウィッグあります。でも、イリノテカンを使うと少なくとも2年はウィッグが手放せないそうです。先生、私、あと2年ぐらいしか生きられないんでしょ。だったらイリノテカンを使うと、死ぬまでウィッグを手放せなくなるの?

 

門松先生:(淡々と即答)そうです。

 

ララ心の声:ひどいよ、先生。平気で淡々と「そうです」って言えるなんて、血も涙も無いよ!死ぬまで髪の毛が無いことに苦しむっていうことなんだよ!

 

門松先生:イリノテカンを使わないと、残された2年がもっと短くなりますよ。

 

ララ心の声:でも、生きることが拷問になるようなら生きる時間が短くなったほうがいいのかもしれない。

 

ララ:頭皮冷却療法を使えるようになるまで、別のお薬で何とかもたして、頭皮冷却療法が使えるようになったらイリノテカン使ってもいいです。今のところ頭皮冷却療法は乳ガン限定だけど、将来的には希望するすべての患者さんが使えるようにする方針だって聞きました。それ、いつ頃実現するんですか?

 

門松先生:去年からそういう話はでているけど、まだ全然進んでいないようで、いつ実現するか全然わかりません。僕に言っても無駄なので、投書でもすれば院長に伝わるんじゃないですか?

 

ララ心の声:もちろん院長に手紙で訴えるつもりだけど、門松先生から「投書すれば」と言われるとは思わなかったよ。

 

門松先生:とにかく、看護師不足で化学療法室の看護師すら十分でなくて、化学療法を待ってもらってる患者さんもいるぐらいだから。それに頭皮冷却装置を置くスペースも足りないし。

 

ララ:それってお金があれば全部解決するんじゃないの?スペースが足りないなら改築すればいいんですよ。

 

ララ心の声:やっぱりここはクラウドファンディングでしょ!お医者さんってビジネスマンと違ってこういうことの解決能力低いよね。

 

門松先生:抗がん剤のことはさておき、ヘルニアの手術をしないと「生きていけない」とララさんが言うので、8月6日入院、7日手術でいいですか?

 

ララ:そこが先生のご都合がいいならそれでいいです。

 

ララ心の声:「生きていけない」じゃなくて「積極的に生きていけない」だよ。

 

ララ:次の入院は個室にしたいな。前回おばあさんたちと同室になったら、おばあさんって耳が遠いのか声がすごく大きくて四六時中同じことを繰り返し言ってとってもうるさかったんです。だから、静かに過ごせるように個室にしたいです。

 

門松先生:個室がいいですね。空いてるんじゃないかな。

 

ララ心の声:個室だと静かなだけでなく、相談室に行かずに私の個室に先生が来ていろいろ相談できるから便利よね。

 

門松先生:では、手術をすることになったので、今日は術前の検査を受けてもらいます。

 

なるほど。手術が確定してからでないと血液検査を含めて術前検査を予約できなかったんですね。

 

そして、心電図、肺活量、レントゲン、血液検査、尿検査を受けることに。

 

それでもサクサク進んで、すべての検査が終わってもまだ11時半でした。

 

冷たいお蕎麦が食べたい気分なので、14時半の麻酔科医術前説明の前にひとっ走りお蕎麦屋さんに行ってこようっと。割り箸