『レイモンド・カーヴァー傑作選』 感想 | ララの日記

ララの日記

40代会社員 日々のあれこれ日記

先日読んだ、村上春樹インタビュー集の中で紹介されていた作家

レイモンド・カーヴァー

 

彼の短編に巡りあって、雷を撃たれたようなショックを受けて、

どうしても自分の手で訳したいと思ったほどの作家だそう

 

 

読んでみたくなり、こちらを図書館で借りました

 

 

 

 

 

村上春樹訳なのか、文章がとても読みやすく

そして似ている

 

 

本人は、書き方の姿勢は基本似ているが、作品の出来上がりは似ていないと

インタビューで語っていた

 

 

 

文章は読みやすく、情景も浮かんでこの世界に入りやすいが

読み終わった後の置き去り感はすごい

 

 

 

先が読めないばかりか、どこで終わるかわからないと

村上春樹も言っていたが本当にその通りで、

えーここ?というところで終わるので

電車の中で笑ってしまった

 

 

 

でも、こうやって

完璧な終わり方でなく、気がついたら訳のわからない場所に

置き去りにされると作家の世界に参加している感があり

これも新たな読書の発見なのかと感じた

 

 

 

短編集なので、さくっと読める

短編の魅力にはまりました

 

 

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