先日読んだ、村上春樹インタビュー集の中で紹介されていた作家
レイモンド・カーヴァー
彼の短編に巡りあって、雷を撃たれたようなショックを受けて、
どうしても自分の手で訳したいと思ったほどの作家だそう
読んでみたくなり、こちらを図書館で借りました
村上春樹訳なのか、文章がとても読みやすく
そして似ている
本人は、書き方の姿勢は基本似ているが、作品の出来上がりは似ていないと
インタビューで語っていた
文章は読みやすく、情景も浮かんでこの世界に入りやすいが
読み終わった後の置き去り感はすごい
先が読めないばかりか、どこで終わるかわからないと
村上春樹も言っていたが本当にその通りで、
えーここ?というところで終わるので
電車の中で笑ってしまった
でも、こうやって
完璧な終わり方でなく、気がついたら訳のわからない場所に
置き去りにされると作家の世界に参加している感があり
これも新たな読書の発見なのかと感じた
短編集なので、さくっと読める
短編の魅力にはまりました
他の作品も読んでみたい