タイで買った色々なペッパー | lala-l-art-de-vivreのブログ

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忙しい日常からひと時離れて、ひたすら街歩きを楽しんだり、たっぷり音楽に浸ったり。
私の大好きな旅の日記です。

東南アジアの市場に行くと、必ずスパイスを購入します。いつも必ず購入するのは、定番のブラックペッパー&ホワイトペッパー、そしてカレーやタジンなどに活躍するクミン・コリアンダー・シナモンスティックなどなど。いずれも日本で買うよりだいぶ安いので。


年末年始を過ごしたチェンマイのワローロット市場でも、スパイス屋さんに買い出しに出掛けました。
定番のスパイスだけ買って帰ろうとした所、「これもどう?」と色々出してきてくれる…。Black pepperとWhite pepperを買うなら、「Long pepperとMakwan pepperとSichuan pepperも買って行ったほうが、絶対料理の幅が広がる!!すごく香りが良いんだからー。」と強く強くお勧めされ・・・、試しに購入したのでした。


Long pepperは、ヒハツというコショウ科コショウ族の植物の果実だそう。沖縄の島コショウ(ピパーチやピーヤシなどの呼ばれ方もしている)はヒハツモドキという植物で、仲間だそうです。

島胡椒が大好きな私にとっては、食べてみるのが楽しみでした。名前の通り長いので、擦りつぶすのも一苦労。包丁で短く刻んでから擦りつぶしてみました。香りは、まさに沖縄の島コショウにそっくり。ピリっとした感じと共存する、シナモンのような甘い香りが芳しい。いつもは買うのは、あらかじめ擦ってパウダー状になっている島コショウなので、それに比べると擦りたてのフレッシュな香りが抜群でした。ゴーヤーチャンプルーに使ってみたら◎でした!



Sichuan pepperは花椒なので珍しくはないけれど、タイでも売っているんだー!と思って購入。麻婆豆腐に活躍中。痺れる美味しさです。

そしてはじめて知ったのが、Makwan pepper。お店で聞いてもよく分からなかったので、買って帰ってから調べてみたところ、山椒や花椒と同じミカン科サンショウ族の植物だそう。よく分からないけれど、擦り潰して舐めてみた所、ミカンor 柚子のような爽やかな香り。ピリっと感と柑橘の爽やかさが一体になった、未体験のスパイスでした。山椒がミカン科なのは「へえ、そうなんだ…」という感じですが、こちらのMakwan pepperは「確かにミカン科!」と納得する香りでした。魚のムニエルに使ってみたら、爽やかな柑橘に香りでいつもと違う美味しさで◎。



国・地域ごとに大きな違いがあるスパイス、奥が深いです。