お久しぶりですlakumacherです今日はlakumacherの中の人、つまり私の財布の中の解説をしていきたい。
私はなんだかんだ、多くの日本人がドイツへきて仕事を探して見つからず挫折する、という鬼門を乗り越えてはあるにはあるのだが、私自身そこまで大きな目標を達成したとは思っていない。
しかし嬉しいことに、ドイツへ来るにあたって、顔見知りやブログを通じて知り合った人からも
「参考にさせてもらいました」や
「どんなことに注意すればいいですか」
などお礼やご質問など受けることが多くなってきたので、私生活の土台であるお金が出ていく財布の中身を公開してドイツ生活のリアルを見て行ってもらえたらな、と思う。
そもそも財布いる?→いる。
ドイツはこれ以外の選択肢はない。
私の場合、職業上、車は必須なので免許証は必須。
そして外国人である私は、職質を受けたときに身分証を持っていないとえらい目に合う。らしい。知らんけど。
お堅いドイツらしく、ご丁寧に免許証では身分証の代わりにはならない。
なので必然とカード類の所持は多くなってしまう。
日本では車に乗る人以外財布はそろそろ要らないんじゃないかな?と今年の9月に日本へ帰って感じた。
財布本体
財布はコンパクトに限る。
そこでたどり着いたのがこいつ。
コーチの二つ折りの財布
特別コーチが好きなわけではなく、これは就職祝いに彼女から贈られたものだ。
サプライズが嫌いなので店頭で一緒に選んだ。
写真では伝わりにくいが、ダークグリーンの色調で落ち着いた高級感がある上、グッチに間違われるほど良いデザインなので、今は気に入っている。
何より良いのは、クオリティが高い割に値段が安いこと。
つまりコスパが良い。
1年間毎日ズボンの尻ポケットに入れっぱなしでも皮に擦れや傷が見られないのは正直、すごいとしか言いようがない。
ヴィトンにも良い財布はあるのだが、これ見よがしなデザインや、あからさまな金持ちアピールはドイツでは強盗に遭うリスクが上がるので、持つことはお勧めしない上に、値段が高い。
その点、コーチのこの財布は、落ち着いたデザインではあるが、丈夫で高級感も十分にあるので長い間付き合えそうだ。
更に内容も超シンプルで、カードと札を入れるスリッドがあるだけ。悪く言うとキャパシティが少ないということでもあるんだけどスペースがあっても無駄にレシートとポイントカードを貯めるだけ。
寧ろキャパシティが無いことで財布ってこれで十分なんだということに気付かせてくれる功績の方が遥かに大きい。持てないから持たないし、持たないから気付ける。
そんなシンプルでスタイリッシュでオリジナリティにも優れる財布がコーチなんだ。
私の財布の中身
ここからはやっと本題の財布の中身に入る。といってもキャパシティが少ないから内容もシンプル。
カード入れには6枚のカード
左上から、
- アメリカンエクスプレス、ゴールドカード
- dm Paybackポイントカード
- コメルツバンク、ECカード
右側は、
- 免許証
- 滞在許可証
- 保険証
もっとも取り出す機会が多いアメリカンエクスプレス、ゴールドカードは一番後ろに入れていつでも取り出せるようにしている。
こうやって見ると金融系のカードが左側、身分証、保険証、そして免許証が右側になっていい構成になっている。
レシートは貰った瞬間ゴミ箱へ
基本家に帰った時点でレシートは財布の中に一切残っていない。
確定申告で必要になるであろうレシート以外は基本的に受け取ってチラ見してからすぐ捨てるようにしている。
金持ちほど財布が片付いてスッキリしていて貧乏人ほど中身がグチャグチャで財布が分厚い。
これは本当で、何年前かもわからないレシートが詰まっている分厚い財布を持っている人は大抵貧乏な場合が多い。
しかし、レシートを一切受け取らないのはリスクがある。
スーパーなどで割引商品を買うと、レジの打ち間違いなどで割引されていない場合がしょっちゅうある。
一度、買った商品がきちんと割引されているか確認してから捨てるようにしよう。
アメックスゴールドは諸刃の剣
これは見栄を張るもののため以外何物でもないカードではあるが、アメックスはドイツ国内で一番ポイントの還元率が高いカードである。
しかしながら、ドイツでアメックスで支払いができる店舗が非常に少ない。
使えるところは、主にスーパーやホームセンター、ドラッグストア、ドイツ鉄道などの大型チェーン店や企業のみだ。
飲食店や小さな量販店、個人経営のお店はアメックスを取り扱っていない店がほとんどだと思った方がいい。
それでもアメックスを持っているのは、たまるポイントで年会費をペイして実質無料で運用でき、充実した保険サービスを受けることができるからだ。
dm PayBackのポイントカード
PayBackは日本でいうTポイントカードのようなものだ。
REWE、Aral、dmなど、ありとあらゆる生活必需品を売っているスーパーやドラッグストアの買い物でも1パーセントの還元率でポイントをゲット。
使わない手はない。
スーパーでの支払いはアメックスで1,5パーセントの還元率でカードのポイントを貯めつつ、会計時にPayBackのポイントカードをかざすとさらに1パーセントでそれのポイントも貯める。まさに鬼に金棒だ。
非常用のECカード(財布から抜く予定)
レストランがアメックス支払いに対応していないときの非常用として常備しているのだが、Apple PayにECカードが登録できることを最近知ったので、現金を引き出す時などに、都度カードを家から持ち出した方がセキュリティ上安全であるのではないかと気づいたので、近いうちに財布から抜こうと思う。
このECカード、日本のデビットカードのような立ち位置なのだが、非接触でカードをかざすだけで会計できるので、便利ではあるのだが、スキミングされる事件が多発しているので持ち運びは少ない方が吉かもしれない。いや絶対そうだ。
身分証、保険証、免許証
これらは特に語ることもあるまい。
デジタル社会になった今も、ドイツはガラパゴス的に進化から遅れている、いや、意図的に遅らせている国であるため、何でもかんでも紙。紙。紙。
いつの日か顔認証や1枚のカードですべてをまかなえる日が来るのを待つしかない。
現金編
日本に比べて治安の悪い国でもあるドイツはキャッシュレスが吉。
しかし、ケバブ屋や屋台、有料トイレやショッピングカートを使う際に悲しいかな、現金は未だに必要だ。
しかしあまり多くの現金を持ち歩きたくないので私は50ユーロ札を1枚、そして大きい小銭を1枚だけ財布に入れている。
これだけあれば、お金のいるトイレへ駈け込んだり、現金支払いのみのお店であったり急にクレジットカードが使えないアンド携帯の充電が切れた場合でも何とかなるだろう。
50ユーロというのがポイント
理由は二つ。
一つ目は、ドイツでも使われているユーロ札は財政的に厳しい国でも刷れるように、日本の紙幣に比べてあまり精巧には作られていないので、偽札が多く出回る。
外国人である私が100ユーロ札や200ユーロ札など、あまりにも大きな金額の札を会計に出すと偽札かどうか疑われる場合が残念ながら多いので、信用してもらえるギリギリの大きさの札を一枚持っていることにしている。
理由の二つ目は、大きすぎる札だとお釣りを持ち合わせていない店舗もあるためだ。
日本だと1万円札で100円のもの一つ買い物しても店員から嫌な顔をされることはないはずだが、まぁドイツでは嫌な顔されるよね。
ドイツで生き抜く秘訣は、揉め事をこちらから減らしてトラブルの元を消し去ることも重要なんだ。
「肩身の狭い思いをするのは嫌」
と思うかもしれないが、こちら側が最大限の努力をしているので、後の問題は向こう側に押し付けることができるので、慣れると逆に楽なんだ。
話は逸れたが次の項目で最後の持ち物。
AirTagもどきのGPS
AirTagを買おうか迷ったが、私のiPhone XRではすべての機能が使えるわけではないそうで、萎えたので購入を見送った。
財布も鍵もなくしたことがないので必要性は感じなかったが、ないよりはあった方がいいのかな、と思いお試しとして聞いたことのない中華ブランドを購入。
結果は良好。
iPhoneの独自アプリ「探す」で表示できるうえ、スマホのBlueToothをオンにして本体のボタンを長押しするだけで簡単にペアリングができる。
買ってから気づいたのだが、AirTagよりも薄いので、財布にはちょうどいいかも。
しかし、財布には財布用の信頼できるアンカーから出ているeufy スマートトラックカードが厚さを気にせず、どんな財布にも合うのでやはりこちらがオススメ。
まとめ
私の財布のコンセプトはお分かりの通り、
ミニマルでセキュリティ高め
を意識している。
この記事を書いている最中に調べなおして2枚のカードが減らせることを知ったので、さっそくそれらを実行していきたい。
まず、ECカード。
スキミング予防のためにiPhoneのWalletへ登録してデジタル化。
そしてDMのポイントカード。
これもアプリに登録できるそうなので、会計時にスマホを点けてアプリを開く動作は増えるがカードを1枚減らせるのと天秤にかければアプリで1本化できるな、と。
以上だ。皆さんもぜひ参考にしてみてほしい。
ほかにもドイツや外国で役に立つ情報を発信しているので他の記事も読んでみてください。