本と出会うタイミング 2
~つづき~
そんなわけで、
先日、知り合いにお借りした
- 「また、必ず会おう」と誰もが言った。/喜多川 泰
- ¥1,470
- Amazon.co.jp
も、
すごく、すごく、息子に読ませたかったのだけれど、
きっと、これも、まだ早いんだろうなぁ・・・と思い、そのままお返ししました。
(とはいえ、彼に貸したら2か月かかっちゃう?)
一人の高校生が、ひょんなことから無銭一人旅をする羽目になり、その道中での、
数々の出会いを通して、成長していく物語なのですが、
私は、トラックの運転手の柳下さんがいいなぁ、と思って。
こんなことを言ってくれる大人がいたら、子供は間違った方向に行かないだろう、
と思ったのですが、
それもまた、聞く準備が出来ていないと、自分の糧として、受け止めることは
出来ないんだろうなぁ。
なんて、思ったのです。
先日、お亡くなりになった、米アップル前CEOのスティーブ・ジョブス氏の言葉が、
訃報を伝える新聞記事に載っていました。
「君たちの時間は限られている。だから他の人の人生を生きて、時間を無駄にしてはならない。
他人の意見という雑音に自分の内なる声をかき消されないことだ。
最も重要なことは自分自身の心と直感に従う勇気を持つことだ。」
私は、この言葉に非常に感銘を受けて、
すぐに、息子に
「これ、読んで!」 と、新聞を渡したのですが、
・・・
無反応でした

そうだよね。 まだ、わからないよね。
私だって、このことが分からずに、無駄に苦しんでいた時間があって、
だから、柳下さんの言葉や、ジョブス氏の言葉に、素直に反応しているのかもしれないし。
私は、親の言うことを聞いて、親の敷いたレールの上を走って、
いい子ちゃんでいようとして、親に気に入られるように、そんな風にして、
生きてしまっていたところがあったから、
気がついたら、
一体、私は、誰の人生を生きているのだろう? と、わからなくなってしまっていて。
そんな風に考えたら、
息子が私に反抗するのも、いうことを聞かないのも、むしろ歓迎すべきことであって、
この言葉が響かないっていうのは、
彼は、この言葉通りに生きているからなのかもしれない、って思ったら、
突然、私のほうが、出来の悪い生徒のような心持ちになってきてしまいました・・・
最近は、ちょいちょい不機嫌になる息子。
先輩ママさんからは、
「男の子は、中2が鬼門」 と、言われているけれど

楽しんで、その時を迎えたいな。
あれ?最後は、題名と、内容がズレましたね。