ほんとうに必要なもの | Be as you are

ほんとうに必要なもの

東北地方太平洋沖地震により被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

一日も早い被災地の復興を切に祈ります・・・




今月初めの日記で、だいぶ調子が戻ってきたと書きましたが、

やはり、パソコンワークは首、肩への負担が大き過ぎるため、

結局ブログの更新も出来ないまま、

今回の震災が発生しました・・・





我が家は湘南の海岸から数百メートルの場所にあるため、

たくさんの友人が、津波の心配をしてくれました。 ありがとう。


色々なことを思い、考え、感じた10日間でした。

なかなか言葉に出来ず、

自分の安否さえブログにUPすることも出来ず、

余計にご心配をおかけしてしまったな、と、反省しております・・・






地震当日から、大津波警報が発令され、避難勧告の防災放送が流れ、

海沿いには、消防車が待機し、ご近所でも、避難する方の姿が見受けられ、

今までとは違う、緊迫した空気を感じました。



テレビで、津波の濁流に家や車が飲み込まれ、流され、

すべてを押し流していく映像を見て、

被災地の惨状、その被害の大きさに絶句するばかり・・・


改めて自然の力のとてつもない大きさを思い知り、

この地に住んで10年で、初めて、本気で、本当に津波が来たら・・・ と、

考えました。


避難勧告が続く中、私も、万が一避難することになった時のために、

必要最低限の荷物をまとめよう、と思いました。



その時、最終的に、私がバッグに入れたのは、


使い捨てコンタクトレンズ1組と眼鏡(かなり視力が悪いので)

財布(少しの現金と保険証、免許証、カード入り)

ハンドタオルと下着だけでした・・・


だけど、家中を隈なく見回して、本当に必要なものだけ! と思ったら、

結局手にしたのは、それだけだったのでした。


本当に必要なものなんて、こんなもんなんだな・・・ と、

思わず、フッと笑ってしまったほど、何もなかった。



この話をお隣の奥さんにしたら、

それを聞いたお嬢さん(中学生)が、 私のことを「男前だね」 って

言ってたそうです(笑)



でも、実際にあれほどの津波がきたら、

ここにあるもの全て流されてなくなってしまうんだもの。

そこには、もはや何の執着もなかったのです。




日頃から、シンプルライフを目指し、実践しているつもりでした。

そうは言っても、まだまだ、多くのものを所有しているということに気づきました・・・

今後は、更に要らないものを見極め、削ぎ落とし、

持たないことで得られる豊かさを、体現していきたいと思っています。




私の近所のスーパーでも、買占めによる品切れ状態が続き、

ガソリンスタンドにも長蛇の列が出来ています。


これからは、皆の意識が、今、本当に必要なものだけを、今、必要な分だけ持つ、

そして、全ての行動に、恐れではなく、愛のある選択をすること。

という方向へ、シフトしていくことを願います。









ペタしてね