本当は受験生の母
基本、家族はあまり登場しない、自己中ブログですが、
実は私、受験生の母
時々息子ネタは書いていますが、その息子くんが受験生。
小学6年です。
受験生の母としては、
のんびり構えているみたいで、誰にも気づかれなかったりしますが、
時々ジレンマに陥って苦悩したりもしています
普段息子と2人の生活なので、私から 「勉強しなさい!」 と言わないようにしてきました。
逃げ場がないですから。
とはいえ、本番まではあと58日。 2ヶ月切ってしまいました・・・
写真撮らなきゃ、願書を書いたりしなきゃとか、ちょっと現実的なことで、
焦りが出てきました。一応。
当の本人ですが、ぜんっぜんエンジンがかかっていないみたいで、
今も、塾のない日は、全力で遊んでいます。
いい度胸です。
それもヨシとしてきました。
だって、他の子が遊んでいるときに、重たい荷物をしょって、塾へ行って、
何時間も勉強しているのだから。
(頭に入っているかどうかは別として・・・)
今日も、日曜だけど、勉強しに行っています。
もともと、私の子育ては 『とりあえず放っておく』 というスタイルで
最低限の手出し、口出ししかしてこなかったと思います。
2人の間には一歩も二歩も、あるいは三歩も距離があるような関係。
ものすごい、クールです(笑)
でも、彼のことは、愛していますよ。 母の愛です。
もしかしたら、もっともっと甘えさせて可愛がって、
子どものためにあれこれやってあげてもよかったのかもしれませんが、
どうやら、私がそういう親になれないタイプだったようで。
ライオンは崖からわが子を落とし、這い上がってきた子だけをわが子と認める。
私、獅子座です(笑)
彼はとても強い人です。
私が彼の年齢のときには、もっと、ぜんっぜんダメな子だったと思います。
私も中学受験でしたので、受験勉強はしていましたけど、
自立なんて出来ていないし、決断もできないし、ぜんぶ母親にお任せ。
とりあえず親の言うとおりに生きて、イイ子を演じて、自分の好きなことも、やりたいことも、
よく分からずに生きていて、自信がなく、劣等感が強い。
でもプライドが高い。 優越感に浸りたがる・・・
あ、つい最近までこんなでしたね、私
ヨガしたり、心理学や哲学に触れたり、ヒーリングの勉強をしたりしているうちに、
自分の世界観が180度転換して、
今まで見ていたものと、まったく違うものが見え始めてきました。
その中で、非常に、私を悩ませた問題は、
果たしてこの受験というのが正しい選択なのか否か、ということ。
・・・今でも、よく分かりません。
ただ、これまで彼がやってきたことを、無駄にしたくないな、っていう
気持ちはありますね。
まぁ、どうなろうとも、無駄にはならないんですけどね。
私が出来ることは、親として色々な学校を調べたり、説明会に行ったりして、
彼に合うと思う場所を見つけ出すこと、食事の支度、健康管理、くらいです。
とはいえ、
忙しくてお弁当を作れない時には 「買い弁」 してもらうことも、あります。
彼は、それも認めてくれます。(むしろ好きなもの買えて嬉しいみたいだけど?!)
勉強は、難しことは全然わからないので、教えられません。
彼のほうが、賢いです。
塾で、最後の保護者会がありました。
そこで流されたVTR、6年生ひとりひとりの姿と、コメントが映し出されます。
(もちろん、泣かせるBGMつき)
「私は、第一志望校に受かるまで、最後まで頑張ります」
「ぼくは、来年の春には、第一志望の学校に入学します」
「絶対、志望校に合格する!」
本当は、みんなもっと色々素晴らしいことを言ってました
これを、泣かずに見ているのは至難の業。
なんとかすすり泣きで抑えましたが、
こんなの見ちゃうとね、子どもたちってスゴイ・・・と、感動せずにいられないです。
充分頑張ってるから、今更頑張れとか言えないです。
頑張らなくてもいい。
生きるのに、頑張る必要はなくて、楽しんで生きていればいい。
そう言ってあげたいけど、
それと真逆のような受験という人生の一幕。
そのはざまで気持ちが揺れるのです。
でも、もしかしたら、親の方が苦しいのかもしれません。
私自身のことを振り返ると、
受験勉強していた当時のことを思い出しても、
辛くて苦しい、っていう記憶は出てこないのです。
しかも、私は第一志望を落ちてるんですね・・・
それでも、あまり落胆していなかった気がします。正直、全然覚えてないです
親は相当ショックだったでしょうが。
でもね、この「第一志望校不合格」という自分の経験が、
今の私の余裕になっているような気もします。
落ちても人生回っていきますからね。
そう思える余裕があることで、
子どもに余計なプレッシャーかけずに済んでるから、
落ちといてよかったな、と(笑)
たぶん、これから彼自身の本当の人生が始まるのだと思います。
どう転がっても、そこで彼の人生が展開していく。
そこを自分の足で歩けるように、ひとりでも迷わずに進んでいけるように。
それが私の最大の願いです。
って、たぶん、彼はどこへ行っても大丈夫そうです
私より、人間出来ていますからね・・・
残り58日。 3年間の努力の実が結びますように。
あ~、長く書き過ぎた・・・