八大人覚
日々の暮らしの中で、
本、ブログ、映画、身の回りで目にしたもの etc... の中から、
響いた言葉や気づいたこと、などを、
ちょこちょこっと、ノートに書き留めています。
その中でも、よく読み返すのが、
「八大人覚」
『はちだいにんがく』 と読みます。
これは、釈尊の遺教経(最後の説法)で、
大人として悟り知るべき八つのこと、という意味だそうです。
私は、だいぶ前のことですが、
2009年の1月に公開された 「禅」 という映画を見に行ったときに、
道元禅師が弟子たちに説いた教えということで知りました。
八大人覚(はちだいにんがく)
一.少欲(しょうよく)
あまり高い目標を追い求め過ぎると破滅する。
二.知足(ちそく)
欲を言い張ったらキリがない。限度を知る。
三.楽寂静(ぎょうじゃくじょう)
のどかで美しい景色を眺めると、心が澄む。
四.勤精進(ごんしょうじん)
やりたいことを一つにしぼり、無駄を省く。
五.不忘念(ふもうねん)
心が修まっていれば人目は気にならない。
六.修禅定(しゅぜんじょう)
うまく事が運ばなかったら一歩退いて見る。
七.修智恵(しゅちえ)
前向きの話を聞いていれば、混乱しない。
八.不戯論(ふけろん)
無益な口論ほど社会を乱すものはない。
