再出発のとき | Be as you are

再出発のとき

日本を発つ日が近付いている夫。

私もあれこれ買っておいて欲しいものをリクエストされ、買い出しに行き、

本人も色々準備しながら荷作りも少しずつ始めているようです。

まるで遠足の支度をする子供みたいに、ウキウキしているように見えます。


そういう波動はものすごく伝わってくるし、

でも、ウキウキした波動はいい感じなので、

私に伝染してきても、受け止められます。


一時期ものすごいストレスにさらされている彼から感じる波動はとても重く、

私がどんなに 「自分の外側にあるエネルギーは外側で感じる」 ように意識しても、

同じ家の中にいると、やっぱり厳しくて。


ただ、以前はその嫌な感じを受け止められないくせに、我慢して、抑えて、

知らないフリをしているか(でも内心とてもムカついている)、

同じように嫌な感じで相手に返すかしていたのですが、

今回の暮らしの中では、ストレートに 「嫌な感じがする」 と伝えることが出来るようになりました。

そうすると、面白いことに 「あぁ、やっぱりそう?」 と、意外にも素直な答えが返ってきて、

驚いたりしました。


「会社でもやっぱり部下が話しかけてこないよ」 

「だって、あなたそういうオーラを出してるもの」


そこからさらに悪い方へ行くことはなく、それで終わり。

これがアサーティブということなのかな~と思ったりしました。


アサーティブという言葉は私のコーチングのコーチから初めて聞いて、

最初はよく分からなかったのですが、

経験を通して、その大切さがわかるようになってきた感じ。



Assertive(アサーティブ)な振舞いとは・・・


相手も自分も大事にする自己表現の技術。

相手に対して何か不満や怒りがあった場合には、

相手に感情的にならずに正当に伝えて、

相手と共同で問題解決していくほうが、

相手も自分も健全であり、互いに被害者意識もなくなり、

いい関係になれる。

(勝間和代「起きていることはすべて正しい」より)



色々考えて色々感じて、とても勉強になった10ヶ月でした。



でも、面白いですね。

離れて暮らすことにウキウキしている(?)夫婦って。

息子はもう少し違った感情があると思いますけれど。


私は周りの人に 「ご主人大変ね~!」 「寂しくなるわね~」 とかよく言われるし、

本人も 「そんなに長い間、海外で暮らすなんて大変ですね」 とか言われるみたいですが、

彼は全然大変なんて思ってなくて(「通勤電車でオフィス勤務」の方が大変だと思っている)

海外に行くのはとても嬉しいことで、

そして私も別に寂しいとは思わないんですね。

人ってそれぞれのモノサシで見るから面白いなって思います。


大変という部分もあるかもしれないけど、もう腹は括りました。

それぞれがそれぞれの場所で自分の役割を果たすだけだと。


昨日は夫の部屋の模様替えをしました。

意外と繊細な息子が、

父さんのいなくなった部屋を見てセンチメンタルにならないように。

見慣れた部屋の雰囲気からガラッと変えてしまいました。



新しい世界に向けて、それぞれが再出発の時を迎えています。



ペタしてね