さてさて、前回の続きです。


一見、車屋らしくはなりましたが……
現実は、完全に自転車操業でした。

 

実は、三人目を出産してから、わずか一年で四人目を妊娠。
(今思えば、なかなか無計画な私たちです)

 

さすがに四人目ともなると、私の身体への負担もかなり大きくなっていました。

 

暮らしていくために、主人は本業と掛け持ちで、近隣の板金工場でアルバイトを始めました。

 

そこでは、技術的なことだけでなく、経営者としての姿勢や考え方など、良い面も、そして悪い面も含めて、本当にたくさんのことを学ばせてもらいました。

 

ただ、数ヶ月働いてみて、やはり「雇われる」という立場が主人には合わないと感じ、板金工場は退職することになります。

 

 

 

次に選んだのは、時間が決まっている早朝のコンビニバイト。

 

ここでも、接客の基本や、仕事を仕組み化する大切さなど、多くの経験をしました。

 

 

ですが、これも長くは続きませんでした。

 

 

というのも、
仕事のために子どもを一時保育に預けると、
その保育料の為にバイト代が消えてしまう
のです。ショボーン

 

 

何のために働いているのか、
分からなくなってしまいました。

 

 

さらに、バイトとはいえ、オーナーから売上貢献の協力を求められ、季節キャンペーンの商品を自分たちで購入することもありました。

 

これもまた、本末転倒だと感じました。

 

 

そこで一度、
脳内を完全に切り替えます。

 

 

 

中途半端にバイトをするより、
本業にエネルギーを集中させよう。

 

 

そう決めて、車屋という仕事に、真正面から向き合うことにしました。

 

不思議なことに、その頃から、事業の流れが少しずつ変わり始めたように感じます。

 

 

一方で私は、
三人の子育てをしながらの妊婦生活。立ち上がる

 

知らず知らずのうちに、かなり無理をしていたようで、妊娠後期に病気を発症し、緊急入院することになります。

 

出産までの約一ヶ月半。
 

主人や、親兄弟には本当に迷惑をかけました。

 

上の三人が超安産だったこともあり、妊娠・出産を少し軽く見ていたのだと思います。

 

四人目は早産、未熟児での出産。

あれから十三年。
今では元気に成長してくれていて、
本当にありがたい限りです。

 

 

 

 

さて、話を車屋に戻します。

 

当時は、
まだSNS集客が当たり前ではない時代。

 

・近隣へのチラシ配布
・既存のお客様へのDM
・大手車販売サイトへの掲載

 

この中で、一番手応えを感じたのがチラシでした。

 

ターゲットを絞り、
その人が読みやすい内容、紙質、デザインにこだわって作成。

 

すると、
2年前のチラシを持っているんだけど、
 まだ営業していますか?

そんな電話をいただくこともありました。

 

 

今でも、
あのチラシは私の中での最高傑作です。

 

 

 

当時から、
自分たちにできる範囲で、
最大限のパフォーマンスをすること

モットーにしていました。

 

大手がやることは、大手に任せる。

でも、
大手がやらないこと、できないことを、
小さなお店だからこそやる。

 

これが、当時から変わらない私たちの経営理念です。

 

 

そしてこの後、
ひょんなことから、隣の200坪の土地を借りることになります。

 

 

続きは、また次回へ。

 

 

 

 

 

15年前、家族(主人)が脱サラをしました。

 

(シリーズで私の集客実績ストーリーを書きます。)

リーマンショック後の不況の真っ只中。
このままサラリーマンを続けていても、
先が見えない。

どうせなら、
やりたいことにチャレンジしてみよう。
そんな流れでの決断でした。

ちょうど、私が三人目を妊娠中の頃です(笑)
 

 

 


最初は、自宅を事務所にして
車の買取店を開業
しました。

車両置き場は、近隣の貸し駐車場を1台分借りただけ。

今思えば、
「よくそれで始めたな」と思います。
 

 

脱サラ直後、会社員時代の先輩が乗用車を1台、購入してくれました。

当時は無名。
SNSも、まだ一般的ではありません。

開業のお知らせは、知人へのDMのみでした。

反応は、正直かなり冷たかったです。

元同僚、学生時代からの友人、
親兄弟からも、

「無謀だ」
「上手くいかない」
「すぐ潰れるだろう」

そんな言葉ばかり。

 

私自身も、
「出産したらすぐにパートに出たら?」
「固定給がないと大変だよ」
と、親兄弟に言われていました。


そんな中、
子どもの学資保険を解約して、なんとか生き延びる日々。

 

 

 

 

転機になったのは、
私が作った「車の出張買取」のチラシでした。

近隣に、ポスティングで配布。

すると、
思っていた以上に反応が良かったのです。

電話が鳴り、
車を買取り、
オークションに出す。


その繰り返しで、
なんとか生活をつないでいました。


ただ、自宅事務所では限界もありました。

 

買取した車を置く場所もない。
自由もきかない。

そこで、
近隣で見つけた
格安の空き地を借りることにしました。

小さなほったて小屋と、
車が3〜4台置ける程度の土地です。


それでも、
「場所」があると、違います。

ほったて小屋でも、
一応は店舗の形になる。


看板を設置すれば、
大手の車販売サイトにも登録できる。

 

子どもの児童手当を元手に、看板を作り、車販売サイトに登録しました。

脱サラして、半年ほど経った頃です。


それにより、
業者向けの販売だけでなく、一般のお客様への販売もできるようになりました。

 

私はその頃、
自宅サロン(エステ)を子育ての合間に続けながら、車屋の集客用チラシ作成や、ブログの構築などをずっと担当
していました。


当時は、SNS人口もまだ少なく、匿名のSNSも多い時代。

広告の主流は、チラシなどの紙媒体。

インターネットでは、ホームページとブログが中心でした。

 

余談ですが、私が作ったチラシを見て、他の車屋さんに
「めちゃくちゃ良い!」
と、真似されたこともあります(笑)


こうして、最初は出張買取しかできなかった車屋が、小さな店舗を構え、中古車販売ができるようになり、やがて、車検や修理の依頼も少しずつ入るようになりました。

派手ではありませんが、少しずつ、「車屋としての形」を作っていった時期です。


続きは、次回。

 

次回は、
なぜ無理に広げなかったのか、当時の判断について書こうと思います。

 

image
 

最近、よく考えることがあります。

本業とは別のことを始める。
 

それ自体は、決して悪いことではありません。

でも、
なぜそれをやるのか
 

その理由が、はっきり見えないまま進んでしまうと、
不思議と、失敗したり、トラブルが起きたりする。

私はこれまで、
そういう場面を何度も見てきました。

image

新たに始めること。
一見すると、本業の延長線上に見えることもあります。

でも、よく見ると、
その裏に見え隠れしているのが

・自己顕示欲  
・目立ちたい気持ち  
・ライバル心  
・私利私欲  


こうした動機だったり
する人が意外と多い。


本人は、
「仕事の幅を広げたい」
「新しい挑戦をしたい」
そう言葉にします。

でも、行動を追っていくと、本当に向き合っているのは
“お客様”ではなく
他人の評価”だったりする。


私は、いつも思います。

その仕事、
本当に今、やる必要がありますか?

本業以外に、
そこまでエネルギーを注ぐ理由はちゃんとありますか?




もし、その時間とエネルギーを本業に使ったらどうでしょう。

今のお客様に、もう一段、丁寧に向き合う。
満足度を上げる。
信頼を深める。


その方が、
結果的に、ずっと強い土台になることを私は何度も見てきました。


それなのに、人は、どうしても目移りします。

「あの人がやっているなら、私にもできそう」
「なんだか、楽しそう」
「私も、やってみたい」


でも、そこで私は
心の中で、こう思ってしまうのです。

—— いや、違うだろう、と。


その人がやっているから、ではなく。
流行っているから、でもなく。

あなたがやる理由は、何ですか?
それは、本業とどうつながっていますか?
それは、誰のための仕事ですか?



広げることより、深めることの方が、ずっと難しくて、ずっと価値があります。

派手ではないし、目立たないかもしれません。

でも、積み上がるのは、信頼です。


私は、
本業にじっくり向き合っている人を何人も知っています。

そういう人ほど、
あとから、不思議なほど仕事がつながっていきます。

無理に広げなくても、必要なものは、ちゃんと向こうからやってくる。


今、何かを始めようとしているなら。

それは、
本当に「今のあなた」に必要なことなのか。
それとも、
誰かの人生をなぞろうとしているだけなのか。

一度、
立ち止まって考えてもいいのではないかと、私は思っています。