夏になると、

各地でお祭りやら縁日やらで

浴衣を着たりすることがあると思いますが

私は、下駄に関しては一年中、毎日愛用しています。



鼻緒がボロボロになったので、先月挿げ替えたばかりなんですが

下駄本体はすでに15年くらい履いています。

ついでにかかとに貼ってあったゴムも交換してもらいました。


これでまた、10年はモチソウです(笑)。




ベランダには100均で買ったサンダルもあるんですが

どうしても、これを履いてしまう。


なんていうか、気持ちいいんですよね。

足がこれを選んじゃうというか。。。




実は私、100年ほど続いている下駄屋の娘をやっておりましたが

まったく家業の手仕事は学ばず

学校卒業後、ITの会社に入ってしまいました。


今は弟が大学卒業後、修行をして父の跡を継ぎ頑張っています。




ずっと、下駄なんて古くさーっと思っていましたが

15年も履いているこの桐下駄に愛着があります。


手仕事でやっている父や弟はすげーわ、と思ってしまう。

なんたって、私だけが家業を何も覚えなかった奴なんで。


そして、


うん。

木って、やっぱり温かいなぁと思うのです。


私の、愛着のあるものって、やっぱり

自然の素材であったりとか長い時間をかけて

身体になじんでゆくようなものが多いのかなぁ。


私はそんなふうに感じています。




モノって必ず誰かの手を経て自分のところにやってくる。


値段の高いもの、安いもの、

お気に入りはいろいろあるけれど

ちゃんと毎日丁寧に使っているうちに

本当に自分のものになっていくのかもしれないですね。





読んでくださった方ありがとうございます。