私は一年以上前から毎朝、ウォーキングをしています。

冬でもそこそこ汗をかきますので、帰宅するとすぐに

シャワーを浴びます。


シエラさんは大喜びで玄関でお出迎えをしたあとに

私がシャワーを浴びている間、浴室のドアの前で待機しています。

私を待っているということもあるのでしょうが、

彼女はお風呂のドアが開くのを待ち構えています。


で、ドアが開くとゆっくりと前足を浴室の床に入れて、

おもむろに床に溜まった、まだ流れきっていないお湯を舐めます。

最初は汚いじゃんと思い、やめさせようとしましたが

一向にやめてくれないのでドアを開ける前にドア付近を

できるだけ丁寧に洗い流すようにしています。


特に浴室を洗ったあとの洗剤が残ったお湯を舐めてしまっては

絶対に身体に良いわけないので念入りに流しますよ。


で、ある日のこと

彼女はお風呂に誰かが入っていることに気づき

ドアの前に待機しました。


そしてドアが開いた。

いつも通り、ゆっくりと前足を入れて、お湯を舐め上を見上げた。

そして、彼女は目を見開いて、そのまま後ずさりをした・・・。

なんと、シャワーを浴びていたのは旦那だったのでした。


そんな、後ずさりって・・・。

またもや、ショックを受けた旦那。

旦那はシエラさんの、びっくりしてまんまる目になったときの顔が

忘れられないと申しておりました。

そして、シエラさんのショックもそこそこだったと思われます。

だって、脱衣所からダッシュして廊下でズルってこけてたもんね。


それぞれが、


  マジか~とつぶやき、

  にゃ~(たぶん、マジか~)と鳴き、


やるせなく溜息をついたのでした。

(シエラさんは毛づくろいをしていました。

     →注:猫は落ち着こうとして毛づくろいをすることがあります)


この事件の詳細、シエラさんの様子をこと細かく教えてくれた旦那は

やっぱり悲しそうでした。

可哀相に・・・(にやり)。


それにしても、シエラさん、やっぱりお風呂の床のお湯を舐めるのは

やめてほしいんですけど。



読んでいただきありがとうございました。