今回は、旦那と猫のシエラさんの熱いバトル物語。

個人的に、何回思い出しても面白いので書かせていただきます。


猫のシエラさんを選んだのは私ではなく、実は旦那です。

彼は猫好きで、おそらく私よりもシエラさんのことが好きなんじゃないかと思います。

でも、彼女にとっての順番は明らかに私が一番になっているようで、

名前を呼ぶと、まるで犬のようにタッタッタッという音とともに走ってきて

呼んだ?というような顔をします。


私が外出から帰宅すると、待ってたんだよ~というように迎えにきて

床を転がります。

かと思うと、旦那が帰宅しても迎えに行くことは稀・・・。

可哀相な差別ですね。

私は面白いけど。


でも、旦那はやっぱり猫が好き。

シエラさんが可愛くってしかたない様子。

どうしても、ときどき撫でたり、顔をくっつけたりしたいようです。

でも、彼女をかまっていて ガブッて噛まれたりすると 

もう、餌なんて買ってやらないからなーと言います。

子供か。


彼女が仔猫だったある日、旦那と彼女は喧嘩をしました。

喧嘩の理由は思い出せませんが、

このやろーと言いつつ旦那が彼女を軽く投げ飛ばしてしまいました。

まあ、もちろん本気じゃないですが、彼女にしてみれば

やりやがったな的な気持ちになったのではないかと思います。


で、私は洗濯ものを持って2階に上がり、

旦那が寝室のベッドの上でごろごろしていると、

1階から階段をダダダダダッという音とともにシエラさんが駆け上ってくる音。

そして、そのままベッド方面にジャ~~ンプ!

(・・・彼女はときどき、モモンガか、お前は!というようなジャンプ力をみせます。)


ベッドは窓際においてあり、勢いをつけて彼女は窓を蹴って跳ね返り、そのまま階下へ駆け下りた。

そして、もう一度、すさまじいスピードで階段を駆け上ってくると、カーテンレールに上がった!

彼女はカーテンレールの上から位置を確認するように下を見ると、旦那めがけてダイブ!!


どかっ!


寸でのところで、旦那は身体を動かし避けてセーフ。

いやー、いくら仔猫でも当時2キロはありましたからね。

それが直接落ちてきたら、危ないでしょう。


なんだよ~、何するんだよ~と旦那は言い、

びっくりしながらもしょんぼりしていると感じたのは気のせいか・・・。

いいえ、気のせいではなかったと確信しています。


おもしろい・・・。

意外な旦那の反射神経。


それから彼女は振り向き様に、

チッ、失敗っ! という顔をして旦那を見てにゃーと鳴き、

床にあった大好きな白いふわふわの猫じゃらしを咥えてゆうゆうと階下に下りていきました。

私は思わず笑いそうになるのを堪えて旦那に、大丈夫?と訊いたのでした。


これって、偶然じゃないよね。

意図的な攻撃だよね。

鶴の恩返しではなく、猫の逆襲。

旦那の片思いは続くのでした。


残念・・・・。




読んでくださった方、ありがとうございました