ホロスコープの中のキロンは傷を示す。

高度な医療や知識、そしてそれに伴う癒しの方法も。


今回の西洋占星術講座のお題は、この『キロン』でした。

私の受講している講座は、もちろんホロスコープもちゃんと読み取り方を教えていただけますがチャネリングもしながら読み解くというちょっと不思議な講座です。


資料に沿っての講義のあとは、キロンがホロスコープのこの配置にある理由を、各自でケイロンに繋がって訊いてみよう!ということでした。


ギリシャ神話では、ケイロンはケンタウロス族という半身半馬の姿をした賢者です。

ゼウスのお父さんであり、大地の神でもあるクロノスが奥さんのレアーの目を盗んで馬になって精霊ピリュラーと交わったために半身半馬となって生まれたそうです。

粗暴なケンタウロス族の中にあって、例外的に非常に賢く穏やかな存在だったとされています。

彼は、ヘラクレスとケンタウロスの争いに巻き込まれて、ヘラクレスの毒矢にあたってしまいました。

でも、彼は不死身だったために死ぬことができず、永遠の苦痛から逃れるため不死身の能力をプロメテウスに譲って死を選んだそうです。


う~ん、なんか切ないです。


私のキロンは魚座の11ハウスにあります。

11ハウスは理想や願望を達成するための仲間や

人間関係を示します。


なんで、ここにキロンがいるの?

なんとなく、このあたりイタタって思うところなんだけどね。

苦手なんです、たくさんのひととか、深く誰かと関わることも。


私はチャネリングがあんまり得意じゃないので正直不安だったけど、

先生に誘導してもらって瞑想。

脳内イメージに出てきたわ、ケイロンが。

で、足元を見ると涙の池があるわけです。

この池は本当に綺麗で、足を入れてみると本当に気持ちいい・・・。

そんなイメージ。


半身半馬のケイロンは穏やかで、そして悲しそうで。

もう、なんというか、辛さとか悲しみでいっぱいになっちゃって、ただ涙・・・。

なんか、変な話なんですがイメージの中で、二人でハラハラ泣いてるみたいな。

あー、苦しかったね、お互いにね。

わかるよ・・・。


小さい頃のこととか思い出したりしました。

集団の中でいじめたりいじめられたり、やっぱりあったもんね。

誰かと深く関わりを持つと、どうしても傷ついたり傷つけたりしてしまう。

今となっては、傷つけることのほうが怖いです。

そっちのほうが深い傷と後悔になって残ってしまうから。


私のキロンは月と合で、金星とはハードアクセプトをとっています。

女子的に苦しかったことや、母親と葛藤や内面の深い傷とか思い出されてほんと痛かったです。

母とは、仲は悪かったわけではないけれど近いが故に傷になっている部分もあるんですよね。

おまけに月なんで、潜在意識に傷はぐっときますんで・・・。

女性性に関することが私の深い傷になっていることが思い出されたのでした。


泣きながらも何でキロンがホロスコープのここにあるのか訊いてみると


  学ぶため

  癒すため

  感じ取るため


集団での傷のことを学んで、同じような苦しみを持つひとたちを癒すためってことなのかなぁ。

だとすると、この私の傷はやっぱり必要なものだったと思うけど、

正直しんどかったです。


私の傷の癒しの方法は?って訊いたら、


  泣くこと


きたよ・・・。

だよね~。

私泣けないからね~。

それでも、このことを講座でシェアしているときは耐えきれずに

泣いてしまいました。

講座のみんなは優しくて、まだ足りないよ、もっと泣いていいよと言ってくれた。ほんと感謝です。


傷があるから痛みがわかるんだよね。

私が今まで傷つけてきたひとや、

傷ついても見ないふりをしてきて、いじけているインナーチャイルドに

ごめんなさいと言いました。


気づきをくれた、ケイロンにありがとう。

ケイロンをもっとぎゅって抱きしめればよかったなと思ったのでした。

ケイロンを思い出すと、今もなんとなく胸が痛むよ。


それにね、11ハウスのキロンの癒しは

仲間や同志的なグループを作ること、その中で自分らしくあることだそうです。

私はこの講座で大切な仲間や同じ志を持つひとたちと出会いました。これってすごい癒しだよね。


ホロスコープってほんとに不思議。

もっと勉強したいし、感じ取りたいなぁと思うのでした。

そして苦しんでいる誰かの、何かの助けや前進してゆくきっかけになることができたらすごく幸せなことだなぁって思います。



読んでくださった方、講座のみんな、ありがとう。