え~、前編読んでくださった方、お待たせいたしました。

前回はラハイナの道端ですっころんで、失神したところまででしたね。

早速続きです~。


***************************


次に意識が戻ったときはアメリカの、黄色い救急車が来ていて

私は支えられて何かに座らせられており、見るからに屈強そうな

救急隊員と思われる白人男性に囲まれていた。

4人はいたと思う。

正直、アメリカン人 でかっ と思った。そしてみんな格好よかった(笑)。


さらにハワイでは救急車が呼ばれると必ずポリスマンが立ち合い、

実況見分を行うらしくアジア系の精悍な、そして怖そうな顔をした警察官が登場していた・・・。当然腰には拳銃。


私は救急隊員に血圧を測られ、体重を訊かれ、意識が混濁していないか確認された。

もう大丈夫と、簡単な英語で伝えたがいくら私が大丈夫と言っても

この警察官がなかなか許して?くれなかった。


あとから旦那から聞いたのだけれど

意識を失っている間、どうやら私は痙攣し白目を剥いていたらしいので、そりゃみんな驚くわ。

そういえば、頭を打ったかもしれないという声が遠くで聞こえていた。

旦那も警察官や、通報してくれた人に大丈夫だからとお礼を言ったのだが、大丈夫なわけないだろと逆に怒られてしまう始末。

 

それから、アジア系警察官のおじさんに住所やら年齢やら訊かれたが、埼玉県在住なのに結局東京と言った。

だって、埼玉なんて聞いたことないみたいで何回も聞かれたので正直めんどくさくなったからだった。

よく考えたらパスポートのコピーを持っていたのだからそれを提示したら良かったのだと今気づいた。完全に遅し。


でも最後に、その警察官は自分の奥さんにホテルまで送らせるから

宿泊しているホテル名を教えるようにと言ってくれた。

怖い顔だったがとてもいいひとだった・・・。

彼は、怖い顔ながらのスマイルで握手をしてくれたのだった。


そのあと、心優しい警察官の申し出を丁重に断り、お礼を言って、

通報してくれた人や救急隊員の全員となぜか握手をして歩き出すと、またパトカーと救急車のサイレンの音。


ん?

もしかして、別のひとも救急車を呼んでくれた?


ハワイの人たちは本当に親切である。

今となっては真実はわからないけれど、複数の人が救急隊に連絡してくれたのかもしれない。

それくらい私はひどい状態だったということか・・・。


私と旦那、そして騒ぎを聞きつけ駆け付けた後輩夫婦はさりげなく

その場を去り、さっきの警察官があたりにいないことを確かめて

予約したタイ料理店に入った。

食事をして帰ることがバレたら、マジで怒られると思ったからだ。

ハワイのおまわりさんはとても怖いってみんな言うからね。


そして、私たちはThai Chef Restaurantで思いっきり食べた。

お腹が空いていたことと相俟って、どれもものすごく美味しかった。

お尻は痛いし、濡れていて椅子に座ることの気が引けたが

フードコートにあるような濡れても大丈夫そうな椅子だったので

帰り際、手持ちのタオルで拭いて帰った。


私のお尻は帰国後もなかなか治らず、整形外科に通うことになったのだった。

しばらくうつぶせ寝でしたね・・・。


またこのあと、この仙骨が衝撃で、ちょっとしたアンテナ?のような役割をすることになったみたい。

スピリチュアル的なトラブルが起きると尾骨・仙骨が痛み、鎌倉在住で私の13の月の暦の先生でもあるセラピストの方からフジフラワーエッセンスの施術を受けてケアしてもらったりした。


もしかすると、この出来事は私のガイドの、スパルタ的な愛のムチ

だったのではないかと思っている。

いつか、この真相も知りたいものである。


ちなみに、打ち身には湿布が一番と思いますが、

ハワイでは売っていませんのでご注意を・・・。


あ、ついでにアメリカでの体重の単位はポンドです。

緊急時には救急隊や、警察官に訊ねられることがありますので

自分の体重をポンドで知っていると、もしものときに便利かも?



我慢強く読んでくださった方、ありがとうございました。