こんにちは!
越谷市のレイクタウンクリニック院長の尾上です。
引き続きたるみのお話です。
近赤外線の影響についてお話します。
シミとかたるみの原因で一番有名なのは紫外線ですね。
UVAとUVBがありますが、たるみの原因になるのはUVAの方です。
コラーゲンとエラスチンを分解する酵素を増やすため、
皮膚は弾力を失い、たるんでしまいます。
紫外線を防ぐ日焼け止めはたくさん販売されいます。
最近注目されているのが、近赤外線(IR-A)です。
赤外線とは、目に見える赤い色の光より外側という意味です。
この赤外線のうち、目に見える赤に近い波長のものを近赤外線、
遠いものを遠赤外線と言います。
遠赤外線は、こたつとかヒーターに使われていますので、
名前もよく知られていますね。
お肌に問題なのは、近赤外線の方です。
近赤外線は紫外線よりもさらに深く肌に影響を及ぼします。
表皮、真皮、皮下組織を越えて筋肉組織まで影響があるのです。
近赤外線は皮膚の糖化をさせます。
糖化とはコラーゲンなどのタンパク質が糖とくっついて、
変性してしまう事です。
糖化がすすむと肌が黄ばんできます(黄ぐすみ)。
コラーゲンが変性するわけですから、お肌もたるんしまいます。
紫外線防止の日焼け止めではこの近赤外線は防げません。
当院で販売している日焼け止めは、
紫外線のみ防止のものもありますが、
この近赤外線もブロックするものがあります。
それがZOの日焼け止めです。
左がオクリプスシー SPF50 PA++++
・かなりの大容量です。白い粘度のあるクリームです。
右がサンスクリーンプラスプライマー SPF30 PA+++
・肌色の色がついてるので、顔にはこちらの方が使いやすいです。
※最近リニューアルされたので、ZOのホームページでは、
近赤外線ブロックの記載はまだありません。
ZOの日焼け止めは、紫外線、近赤外線だけではなく、
ブルーライトもブロックします。
ブルーライトはメガネでブームになりましたね。
クリニックの私のパソコンもスマホも、
ブルーライトカットのスクリーンを貼っています。
ブルーライトもしわやしみの原因となります。
と、紫外線、ブルーライト、近赤外線の3種をブロックしてくれます。
たるみやしわって、1~2か月で急に進むわけではありません。
今、使用している日焼け止めが、
20年後の自分を助けてくれるわけです。
20代の方にも是非使っていただきたいです。
(特にパソコンやタブレットを使って仕事している方に!)
5年後10年後には今よりずっと進んだ日焼けの考え方が出てくるかもしれませんし、
常識も変わってくるかもしれません。
まずは、今一番いいことを今することが、20年後の自分のためになるのです。
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