続きです。これで終わりです!

 

帰省中のイランで、次男が発熱し、入院となりました。

 

 

8月15日

部屋の掃除がこの日は4:40頃に来た。なぜこの時間…

私は4時間半ほど寝られた。

金髪のきつい感じのナース(おそらく看護師長)、点滴調整に来たついでに次男のほっぺたをプニプニつまんで「トポリトポリ~」とか言って行く。(トポリは太っちょ、とかそんな意味だと思います)

寝てるのに(苦笑)確かにつまみたくなるけれど(笑)

 

 

昨日、窓側に、また別の患者が入院してきた。

10歳くらいの男の子と、ちょっと不愛想なママ。(私が挨拶しても無視された)

この男の子のところに早朝5時にナースが来て喋り、その後男の子は携帯で動画を見て笑ったり、音楽を聴き始めてうるさい。

注意しないママにもイラッ。

 

日中、このママは携帯で、オィオィ泣きながら誰かと話している。電話するたびに何回も。

 

夕方、このママが私に、携帯の充電器を貸してくれと言ってきた。どうぞと渡す。

 

夜、ママと男の子がどこかに出ていった。

あれ?もしかして部屋を移動した?

携帯の充電器を返してもらってないんだけど!

 

真ん中ママに相談すると、ナースに言ったほうが良いと。「あの人は変だ、夜じゅう寝ずに何かしようとしている」と眉をひそめて言う。

夫に電話すると、「彼女は電話でお金が無いお金が無い、とウソ泣きしているし、男の子も多分、本当の病気じゃない。泥棒もしかねない人だと思う。手荷物に用心して寝るように。」と言っていた。

 

ナースを通じて、充電器は返してもらえた。良かった…。

10歳の男の子は、夜遅くまで、廊下を1人でずっとウロウロしていて、突然我々の部屋に入って来たりして、正直、気味が悪かった。

 

 

次男と真ん中ママの赤ちゃんが珍しく早く寝たので、真ん中ママと果物(イラン人はフルーツが大の大好き)を食べながら、彼女の携帯の中の写真を見せてもらって過ごした。

ナースが入って来て、"Oh, friends?"と我々を見て言った。

最後の夜が穏やかで幸せ… (ちょっと変な人はいるけど)

 

23:20 先ほどのナースが「私はやりたくないんだけどね。やらないといけないの。」と言って次男を採血に連れて行った。

 

8月16日

0:45 寝た。

 

6時には皆起き出す。窓側にはまた新たな患者がいる。可愛い3歳くらいの女の子と、若いママ。

私は、自分がしてもらったように、彼女に温かい紅茶を差し出した。

 

次男の点滴は、ギュッとある角度で押さえないと入っていかない。血管が損傷しているんだと思う。でもナースに言うとやり替えになってしまうので、もうすぐ退院なのに可哀想だし、ずっと抱っこして針部分を押さえて流した。

超音波の検査を受けた。大丈夫なら退院しても良いと言われている。

 

 

窓側の若いママや、今日退院する真ん中ママとお話したり、日本に帰ってから保険組合に申請する資料を揃えたりでバタバタしながら、退院した。

 

生きて帰れたことに、本当に感謝しかない。

入院に割と動じずにいられたのは、アルマンの入院経験のおかげだと思う。

 

 

退院後はひっどい下痢が続いた驚き多分、強い抗生剤でお腹の環境が壊れたと思われる。

 

 

入院中の点滴の1つ

Ig VENA 50g/L(ヒト正常免疫グロブリンを配合した輸液剤)

退院後の薬

①プレドニゾロン(合成副腎皮質ホルモン製剤)

②ファモチジン(胃酸生成抑制)

③マルチビタミン+亜鉛

 

だったと言うと、姉が「さらに心エコーって…川崎病でも疑われてたのかな?チンプンカンプン」と。

 

そう!英語流暢な先生が、”Kawasaki disease"がどうのと言っていた!!

その時に川崎病の検索をしたら、発熱以外に当てはまる項目(首リンパの腫れや目の充血など)が無くて、何で川崎病が出てくるんだろ?と思っていた。

 

9月6日

とりあえず、下痢が続いていたし、3週間後に心エコーするようにと言われていたので、紹介状を書いてもらおうと思ってかかりつけクリニックを受診した。

「心エコーは、市立病院に紹介状を書いてもいいけど予約はかなり先になる。今年の4月にできた〇〇クリニックで心エコー出来るから、相談してみてはどうか」と言われ、整腸剤をもらって帰った。

〇〇クリニックは知らなかったが、家からも近いし、口コミも良い。早速初診の予約をした。

 

9月9日

〇〇クリニックで問診票に記入し、順番を待つ。先生がドアで「▽△さーん」と呼ぶ、初めてのスタイル。

呼ばれて入る時に、

お久し振りです

と先生。

え?初めてなのに。誰かと勘違いしてるな?

 

と思って先生を見ると。

 

あーっ!!

アルマンの入院時にお世話になった大学病院の先生ではないですか!!

「こっちにもアルマン君を知っている人がいるよ」と言われ、見ると、馴染みのある看護師さんの顔。

 

亡くなって4年以上経つのに、大学病院という多数の患者がいる中で、主治医でもない先生が「アルマン」という名前を憶えていてくださったことに感激…

 

心エコーで、左の腎臓が少し膨らんでおり、これが熱の原因かもしれない、とのことだった。

 

かかりつけはこちらのクリニックに乗り換えます(笑)

 

次男の下痢は治まった。

ただ、帰国時の時差ボケが続いていて、現在(9月14日)もなお、毎晩夜中に3時間前後起きてしまう大あくび

 

勘弁して~と思うが、生きていて良かった~としみじみする。