本物の耳とは。池田圭さん | LA Jazz, Inc. ~ビンテージな日々。~

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日々ビンテージ機材と奮闘するスタッフの知られざる日常もお送りしていきます。




またまた面白い記事を発見したので、ご紹介したいと思います目




この巨大のホーンの真横に座っているこの方は、日本人の方。

the two giants horns WE 15 A


日本のオーディオ評論家の草分けの一人として、古くから活躍されていた方。

池田圭さん。




1919年から熱狂的なオーディオマニアの方であり、
ウエスタンの15Aホーン、クラングフィルムのオイロッパ等の
巨大システムを擁したスタジオは、究極のリスニングルームビックリマーク

オーディオのミュージアムの様で、憧れの的だったそうです。





さて、この木製超巨大のホーンは WE 15 A
ステージ・スピーカーシステムとして使われてきました。

1928年に開発され、
555レシーヴァーと7-Aレシーヴァー・アタッチメント を加えたシステムとして、
15-Aのコード番号が与えられました。

シナ材の3層ベニアを蒸気で湾曲させ、
ニレ木材のフレームに固定した木製部(2ピース構造) 、
アタッチメントのキャストアイアン部分(2ピース構造)が、ボルトで結合されている。





the two giants horns WE 15 A






この池田圭さん、実はオーディオの関する本も出版されているんですビックリマーク



『音の夕映』 池田圭著 ステレオサウンド社

『音の夕映』 池田圭著 ステレオサウンド社


主に音楽やオーディオについての心境を語ったエッセイ集。
ホンモノを聞き分ける耳を保ち続けた池田圭さんが綴る言葉たち。





『盤塵集~音の姿を求めて~』 池田圭著 ラジオ技術社

『盤塵集~音の姿を求めて~』 池田圭著 


池田圭さんは、『ラジオ技術』誌にも連載されていたそうです。

蓄音機からモノラル時代までの名器の貴重な写真と技術解説が中心となっている本。






興味深いですね。


和歌やシャンソンなどの趣味を持ち、様々な『遊び』に触れた池田さんだからこそ、
この時代に、数値に惑わされずに
本物を聞き分ける耳を保ち続けられたんでしょうねクラッカー









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