ハリウッドスターの手形足型
今では観光地の一環となっている、ハリウッドのチャイニーズ劇場広場にあるスターの手形足型。
この伝統が始まったのは、劇場王シド・グローマンがハリウッド大通りに立ちシアターの建設を監督していた、1927年のある日のことだったという。
彼がシアターに建設されている中華風の仏塔の頂上で作業する作業員の一団を見ていた際、グローマンはもっと良く見えるようにと後ろへ一歩下がった。
すると彼は、他の作業員がシアターの外で歩道を舗装するために敷いた、まだ乾ききっていないセメントの部分を誤って踏んでしまった。そこで下を見おろすと、彼は固まっていないセメントの中に自分の足型を残していることに気づいた。
このことがきっかけで、グローマンはシアター入り口の外側のセメントの地面に、映画スターの足型を刻むというアイディアを閃いたのである。
それ以来、毎年に何人もの映画スターが新たな手形足型を埋めています。
この日は俳優のヒュー・ジャックマンが手形足型のセレモニーを行いました。
その儀式は毎回劇場前の広場で行われます。報道陣やファンも参加でき、大体はハリウッド通りを部分的に通行止めにして行われます。
ファンの様子。
広場の中央にステージが用意され、そこでその日の主役がトークをし、その後、用意されたセメントに手形、足型、そしてサインを入れます。
セメントはこの様にきれいに整えられます。
出来立てはこの様な感じ。
その映画スターの家族なども出席していることが多く、歴史的な瞬間を皆で祝います。
乾いてから地面にはめ込まれるとこんな感じ。
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アメリカで人気のスーパーマーケット、Trader Joe’s
Trader Joe’s (トレーダー・ジョーズ)は、カリフォルニア州を本拠とする、食料品スーパーマーケットのチェーンです。
1958年にジョー・コロンビーによって設立され、今ではアメリカ国内に300店舗以上も展開しています。
手書きで書かれた営業時間。
最初はコンビニエンスストアの様な形態で始められましたが、当時はセブンイレブンとの競争が激しかったため、アルコールや食料品などを幅広く扱う大型店へと移行していきました。
野菜のコーナー
冷凍食品のコーナー
洗濯洗剤や掃除用品
チップス
毎日違うものを配っている試食コーナーは、お客さんの楽しみでもあります。
現在のTrader Joe’sは、たくさんのオリジナル商品を扱い、オーガニックフードなど、今の健康ブームにのっとった製品をたくさん置いており、若者にも大人気です。中間流通を省いているので、価格もかなり安価なのも好まれる理由の1つです。
犬用スナック。Trader Joe's のオリジナル製品です。
サプリメント。これらももちろんオリジナル。
酒コーナーにある日本酒にはTrader Joe-san'sと書いてあるのが笑えます。
店舗ごとに配置や飾りなどに工夫が見られ, エンターテイメント性に富んでいます。
それぞれの列にFranklinなどの通り名が付けられたりしています。
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スター・トレック@チャイニーズ劇場
先月の終わりに、ハリウッドのチャイニーズ劇場で、映画『スター・トレック』のプレミアが開催されました。
過去に何度もテレビでシリーズが放映され、映画化もされているオリジナルの『スター・トレック』をヒントに創られたこの作品は、コアなファンからの期待も高く、実際の興行成績も上々なようです。
劇場前には、かなり大規模なセッティングがされていました。
黒のカーペットにはStar Trekというロゴが入っています。
セレブがポーズを取る場所の背景にもStarTrekのロゴが入った板が置いてありました。
テレビの報道陣たち。
ファンのための客席も用意されており、応募で当たったか何かしたファンたちが、興奮した様子で待機していました。
Star Trekのキャラクターが着ているコスチュームを着たファン。
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Pink's Hotdog, ハリウッド
ロサンゼルスでは誰もが知っているホットドッグ店、Pink's。
人で賑わうメルローズ通りの沿いということもあって、店の前の歩道はいつも長蛇の列で埋まっています。
Pink'sは1939年にポール・ピンク(Paul Pink)によってオープンされました。
当初は手押し車でホットドッグを売っていましたが、1946年に小さな店を構えることができました。
それから徐々に改築などを繰り返して、今の店の状態にまで持ってくることができました。店の形は変わったものの、場所は1939年から変わらずメルローズ通りとラ・ブレア通りの交差点です。
オープン当時は1つ10セントで売り出していましたが、今はもちろんそうは行きません。それでも手ごろな価格です。
基本的なメニューに加えて、例えばハラペーニョを使用した辛い『ロサンゼルス市長ドッグ』、
通り名の『マルホランド通り』のホットドッグなど、その時々で色々な味が楽しめます。
Pink'sが大人気の理由としては、オーダーしてから30秒以内でホットドッグが出来上がるところや、100パーセントビーフを使用しているところ、など色々あるようですが、長蛇の列に並んででも食べたい理由は他にもたくさんあるに違いありません。
営業時間が長いのも1つの理由かもしれません。
テーブルは中にも外にもあり、かなりの人数が収容できます。
セレブも御用達のこの店は、店内に来店したセレブのたくさんの写真が飾られています。
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パラマウントスタジオ in ハリウッド
パラマウントスタジオは、現在、メジャースタジオで唯一、ハリウッドに存在しているスタジオです。他のワーナーブラザーズなどを始めとするスタジオは、バーバンクやカルバーシティなどに移転してしまいました。
メルローズ通りに面するこの門はとても有名です。
ハンガリー人のアドルフ・ズーカーが、1912年にパラマウントの前身である映画会社、フェーマス・プレーヤーズを設立し、それが後にパラマウントと改称されました。
現地に移動したのは1926年のことで、運営を始めた頃は馬小屋を使っていたそうです。
スタジオ内の様子
このスタジオでは、ゴッドファザー、フォレストガンプ、そしてタイタニックなどを含む多数の有名作品が撮影されました。
パラマウント・シアターはスタジオ内にある劇場の1つで、ここでは頻繁に映画のプレミアやテストスクリーニングが行われています。
この日は、『The Sololist』という映画のプレミアが行われていました。
予約をすれば、スタジオ内を2時間かけて歩き回るツアーに参加できます。
その日の撮影スケジュールによって見学できる場所も変わるので、あらかじめセットアップされたツアーと違ってリアルな現場を体験できます。
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ペイリー・センター in ビバリーヒルズ
ビバリーヒルズに位置するペイリー・センター・フォー・メディア(The Paley Center for Media)。
元々「テレビ&ラジオ博物館」と呼ばれていたこの博物館では、過去100年近くの間に集められた14万点以上のテレビ・ラジオ番組、コマーシャルのコレクションを自由に閲覧することができます。
ペイリーとは、この博物館の創設者にしてアメリカのCBSの創設者の故ウィリアム・S・ペイリーからその名を取ったものです。
ビバリードライブ沿いにあります。
初めはニューヨークにのみあったこの博物館ですが、1996年にロサンゼルスにもオープンしました。そしてそこはABCの創始者であるLeonard H. Goldensonの名前を取って、Leonard H. Goldensonビルディングと名付けられました。
建物を建築したのは、有名なアメリカの建築家、リチャード・マイヤー氏です。ロサンゼルスの巨大な美術館、ゲッティー・センターも彼の作品です。
入場料は基本的に無料ですが、非営利団体ということもあり、寄付金、という形で多少支払われるのが望ましいようです。
中に飾られていたスタートレックの絵。
このペイリー・センターは、しょっちゅうイベントを開催しており、今もPaleyFest09という、テレビドラマのイベントが行っています。
このイベントには、日本でも大人気の『デスパレートな妻たち』を始めとする10以上のドラマ番組が参加し、キャストらが観客を招いてパネルディスカッションを行います。メインの会場はハリウッドのアークライト劇場でしたが、『ビバリーヒルズ高校白書』のスピンオフ、『90210』に関してだけはここ、ペイリー・センター・フォー・メディアで行われました。
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マイクロビオティックのカフェ、M Cafe
メルローズ通りにあるM Café de Chaya。
この店は、健康ブームの1つ、マイクロビオティック専門のカフェです。
マイクロビオティックとは、
文字通りは長寿法を意味し、穀物や野菜を中心に、その土地でそれぞれの季節の食べ物を食べ、その環境にふさわしく伸びやかに生活することを理念としたライフスタイルのことを指しますが、第二次世界大戦後に思想家・食文化研究家の桜沢如一が考案した食生活法や食事療法の名称として広められたことから、現在では食と結びついた形で表現されることがほとんどです。
この桜沢氏は戦後にこの食事療法を提唱し、自己コントロールによって、自らを本当の意味で健康にすることが世界平和につながる道だ、と世界各国に伝道し始めました。
そしてその中でもこの理念に特に注目したのが、アメリカのヒッピーたちでした。
1960年代後半から'70年代後半にかけて、ベトナム戦争に対する反対運動をきっかけに
自由を求め、肉体と精神の充実、そして自然回帰を目指し始めた彼らは、
東洋思想に興味を持ち始めており、この食事療法は広く受け入れられたのです。
その後、ジョン・レノンやマドンナを始めとしたアメリカのセレブやアメリカ大統領などまでもがこの療法を実践し始め、アメリカで大ブームとなりました。マイクロビオティックは日本発祥ではありますが、アメリカで火が付いて、またそれが日本に逆輸入されたという形が正しいかもしれません。
このM Café de Chayaは、日本の江戸時代に創業された料理茶屋、日影茶屋グループが経営しています。
この茶屋グループは、日本でもマイクロビオティックレストランを経営したりマイクロビオティック専門の通販サイトなどを持っていますが、M Café de Chayaとしてオープンしたのはこのメルローズ店が最初です。その後カルバーシティやビバリーヒルズにも店舗がオープンされ、2008年には日本の六本木などにもオープンされました。
メニューの内容は、一見普通のアメリカンフードのように見えるバーガーやサンドイッチから寿司やお弁当などの日本食スタイルまで豊富で、ケーキなどのデザート類も揃っています。
ただ全てはマイクロビオティックの理念に沿っており、肉、卵、乳製品、白砂糖、化学調味料を一切使用しておらず、お米は玄米です。
きちんとした食事も食べられますが、お惣菜やデザートなどだけをテイクアウトしていく人も多く、デリ感覚で気軽に入れるところも魅力です。
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'09 WBC ワールド・ベースボール・クラシック 日本連覇!
今月の23日にロサンゼルスのドジャーススタジアムにて、第2回目を迎えた'09 World Baseball Classicの決勝、日本vs韓国戦が開催され、見事日本が優勝を果たしました。
当大会の第1回目となった2006年にも優勝している日本にとっては、さらにめでたい2連覇となります。
今回は大会最多記録となる、約5万4846人の観客がドジャーズ・スタジアムに集結しました。半数以上は韓国人が占めていましたが、日本人も多数おり、その他アメリカ人もちらほらといたようでした。
ギフトショップでは、WBCオリジナルのTシャツなども売っていました。
決勝ということと、さらにWBCに熱狂的な日本と韓国の対戦ということもあり、場内はかなりの盛り上がりを見せていました。多くは自国の旗を掲げたり、国旗の入ったTシャツなどを着たり、フェイスメイクを国旗のデザインでするなどして、見た目から気合を入れているようでした。
日本国旗のメイクをしている男の子たち
試合は、日本がリードするもすぐ追いつかれる、といった状態が長く続き、全く先の読めない、ある意味では緊張の紐が解けないような見ごたえのある展開となりました。
延長10回までもつれ込んだこの試合でしたが、やはり10回裏のツーアウトで迎えたイチロー選手のヒットが日本を勝利へと導いたと言っても過言ではありません。このヒットの瞬間は、神が舞い降りたといわれるくらい奇跡に近いものがありました。
小さくて分かりにくいですが、3塁傍に立っているのがイチローです。
この試合は、アメリカのスポーツチャンネルESPNのアナウンサーも絶賛されたり、キューバのカストロにもお褒めの言葉を頂けたほど、日本人にだけでなく世界にとっても歴史に残る試合になりそうです。
優勝が決まり、閉会式のために整列する選手たち
トロフィーを受け取る選手たち
ESPNのアナウンサーが言っていたことですが、この日の決勝戦が始まる前に、そのアナウンサーがイチローに、「今夜勝つことはどのくらい意味がある?」という質問を投げかけたところ、「今まで僕が野球人生でしてきたことの何よりも意味がある。」、という答えが返ってきたそうです。
ここまでスランプにはまっていたイチロー選手は、それを脱出し、カストロにも言われたように、「世界最高の打者」に上り詰めました。素晴らしい!
トロフィーを受け取っているイチロー(右側)
ここまでは3年ごとの開催となった当大会ですが、これ以降は4年おきということで、次回は2013年となります。次回からは参加国や地域の数を増やす意向が表明されているようなので、さらなる盛り上がりが期待されます。
試合終了後も、興奮を抑えきれないファンたちがスタジアム外ではしゃいでいました。
この様子は、それをTVカメラが捉えている様子。
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ビスタ劇場
ハリウッドの東側の街、ロスフェリスとシルバーレイクの間辺りにあるこの映画館は、
1923年にオープンした老舗です。
当時の様子
ビスタ劇場が建つ前のこの場所は、映画の父とも呼ばれるD・W・グリフィスの作品、“イントレランス”(1923)の撮影現場として使用されたことでも有名です。
ちなみに、D・W・グリフィスが映画の父と言われる主な要因は、今の映画の形式の根本を生み出したのが彼だからとも言えます。
我々にとって、約2時間の長編映画を観ること、心を動かされる映画を観ること、映画の中でクローズアップやフラッシュバックなど数々の編集法が使用されているのを観ることは当たり前のように感じてしまいますが、実はこれらは全部D・W・グリフィスから受け継いでいるものなのです。
彼以前の映画は、1時間以内の短編映画が主流で、ドタバタ喜劇かアクション映画ばかりでしたが、彼は長編映画を作り上げ、そして登場人物に感情移入することを始めたのです。
そしてそれまでの撮影法である、ワンシーン・ワンショットと言われる1つのシーンを固定したカメラから長回しで撮る方法から、色々なカメラアングルを使用して撮影し、それらを編集で繋ぎ合わせるということをやってのけました。
この様なことから彼は、映画の歴史を語る上で欠かせない人物の1人なのです。
ビスタ劇場の中には劇場が1つしかないので、毎回一作品しか上映していません。封切られてから少し経った映画を流すことが多いのと、客席は638席もあるので、だいたいいつも空いています。
劇場内は、エジプト調。神秘的な雰囲気です。
ポップコーンなどが売っているロビー
夕方の4時位からオープンし、初回は$6程度でお手軽です。客層は地元の人が多く、のんびりした雰囲気が流れています。
チケット売り場の前にはハリウッドでもよく見るような、映画著名人の手形足型が埋められています。
劇場の隣には、お洒落なカフェも併設されています。
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当時の劇場
アメリカで大人気なポップロックバンド、Jonas Brothers
今、アメリカでティーンに大人気のポップロックバンド、Jonas Brothers。
16歳、19歳、21歳という構成の兄弟3人でバンドを組んでおり、皆楽器を弾いたり歌ったりします。
数年前に日本でも大人気だったポップロックバンド、『ハンソン』も3人兄弟でした。考えるとアメリカやイギリスには、ジャクソンファイブやビージーズなど、兄弟で成功したミュージシャンがたくさんいるような気がします。
先日あったJonas Brothers出演映画のプレミア会場にて
この映画は3DでJonas Brothersのライブを体感できるそうです。
会場となったハリウッドのエル・キャピタン劇場周辺は、若い女の子たちで埋め尽くされていました。
女の子たちの盛り上がりようは半端ではなく、叫び声は耳栓が必要な程の大音量。
このJonas Brothersは、若者だけではなく中年の女性などにも人気のようです。娘と一緒に追いかけていて好きになってしまったパターンでしょうか。
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