ライト.a精神科学研究所では、毎月一回メールマガジンを発行しています。

 

2024年4月のメールマガジン169号のテーマは「今ここに生きる -過去は後悔、未来は不安-」です

  

興味関心のあるか方、メルマガの登録はこちらから

  http://www.mag2.com/m/0001106260.html 登録してください。

 

★・‥…━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━…‥・★

 

 

精神分析は「今ここに生きる」ことを提唱します。

 

何故なら、過去を振り返れば“後悔”、未来を思えば“不安”だからです。

 

 

我々は「今ここに」生きているつもりですが、残念ながら心は時空を越えて過去や未来に飛んでいきます。

 

今という時間、ここという場・空間に居続けることが難しいのが人間です。

 

時計が刻む時は過去から現在そして未来へと進みます。

 

この時間は不可逆です。

 

だから、過去をやり直したくても、それは叶いません。

 

 

それでもなお人は、クライアント達は、過ぎた子供時代からついこの間までの過去を、

 

今起きているかのように話します。

 

「あの時ああされた、こうされた」「傷ついた、悔しかった、悲しかった・・・」と。

 

肉体は今を生きながらも、心は過去にいれば、うわの空です。

 

日常的にミスが起きるのは当たり前です。

 

今眼の前にあるとこを見ているようで見ていないのですから。

 

重大事故が起きても不思議はありません。

 

これでは生きている実感も充実感もなく、今を楽しむことも喜びを感じることもない。

 

 

フロイトは言いました。「子供時代はもうない」と。

 

フロイトが精神分析を通して辿り着いた的確で明解な名言です。

 

 

今度は未来を想像し、想いを馳せたとします。

 

未来とは不確実なものです。

 

確定したものは一つもない。

 

今という時間が、過去と未来を区切ります。

 

今がない人は、過去も未来も同じです。

だから過去を後悔している人は、未来もやがて来るのは後悔だから不安で、

 

安心や楽しみはあるはずがない。

 

 

「今ここに」自分が立てば、過去の後悔も、未来の不安もないのです。

 

 

過去の後悔には、恨みつらみ、憎しみなどがたくさんあり、

 

そこに心は固着しています。

 

これをコンプレックス、「心の時計が止まっている」と言います。

 

今にいても、すぐに過去の固着に引っ張られ、いつでもすぐに行ってしまいます。

 

 

まず過去を過去として終わらせること。

 

そのために用意されたのが精神分析です。

 

自分独りで抱え、思い悩んでも、また一般の人に話しても共感され理解されることはありません。

 

一般の人は、他者の悩みは聞かないことです。

 

他者の悩み、相談ごとは、聞いた人の心を蝕みます。

 

楽しく喜ばしい話ではなく、恨み憎しみ後悔ですから、

 

精神の浄化装置(精神分析理論)を持たずに聴けばその言葉に汚染されてしまいます。

 

分析場面で語ることで自分を知り、持っていても何のプラスにもならないと気づいて、過去を捨てます。

 

今ここに立って、未来に自分が目指す理想(自我理想)を掲げます。

 

その自我理想に到達するために、今何をすべきかを考え進みます。

 

そこにはもう過去はありません。

 

 

そういう生き方を精神分析は教えてくれ、目指します。

 

           ライト.a精神科学研究所  登張豊実

 

 

*セラピー・講座の問い合わせや依頼は下記までください。

  『オールOK』子育て法の講座もあります。

 

   ライト.a精神科学研究所 埼玉県鴻巣市

 

    携帯 :070-7476-0112

 

    メアド:laito.a.msl☆gmail.com

            ☆を@に変換したメールアドレスにメール送信願います(スパム対策)

 

    メールの場合は件名に「セラピー・講座の問い合わせ依頼」と入れてください。

    もしくは携帯電話のショートメールで連絡ください。

 

 

メルマガの登録・解除はこちらから

http://www.mag2.com/m/0001106260.html