2018.12.8
今日、皆の出会いの日ではなかっただろうか。
今日、やまたくは私たちを友達と呼んでくれた。
私はこれからしばらく歩むリアルの世界をやまたくの友人として恥じない生き方をしようと思う。
今日のライブはすこし若々しい空気だった。
息を吸うのも難しい寒さ。
その空気ですら少し甘酸っぱい。
若さのなせる業だ。
だんだん会場だけでなく電車の車内もオーラル色に染まっていくのもみているのももどかしい。
何を待っているのか。
皆、力を情熱を待っている。
そんな目をしていると思った。
声高に、きっと胸の扉を叩く声が聞こえている。
冷ややかな空気だったと思う。
人を制するのには十分な静寂だった。
喧騒は有名なアニメ映画のように数分で違う世界に連れて行った。
自分たちの欲するものを求めて。
一人一人オーラルの世界に旅立っていく。
若い瞳は鮮やかだった。
光、黒、混ざるCG。
リアルとは分けられた世界。
THE ORAL CIGARETTESの世界。
私はやまたくを一人見に行ったつもりだった。
浅はかな考えにすぐに胸を掴まれた。
ここは彼らが産んだ世界だった。
やまたく、あきらさん、重伸さん、まさやん。
一つ一つの音が重なり、汗が染みあい、音楽になっていた。
殊、やまたくに関してはコンプレックスなんてあるんだろうかと思わせる才能だ。
彼の人柄には音楽性に違和感を感じる人もいるのかもしれない。
完璧な人物だ。
欠点なんて人に嫉妬なんて世に批判なんて持っていないように見える。
でもそんな彼が自分をさらけ出し音楽を作っている。
届けてくれるからこそ。
人は彼を彼らを追うのかもしれない。
今日のやまたくの声は一層艶やかでつややかだった。第一印象はそんな感想だった。
きっと人生そのものが彼を磨いている。
そしてライブのこの瞬間も彼は研ぎ澄まされていると思った。
ああ、美しい。白い、というより透明な音楽だ。
おかげでこの音楽は誰にでも染み渡る。
そう思えた。
ライブは近代的な演出の中に新旧合わせたセットリストで初心者としては戸惑うがそれにもましてメンバーが神経の張りつめた空間を作ってくれていたので焦熱を受け止められた。
また、周りが若く、私はリアルでハートを口走るなど、にらみつけられるような行動もしていたが優しかった。
ドラムは身を揺らし、やまたくの声は私たちを熱く盛り上げてくれた。
やまたくのMCを聞いて考えさせられるものがあった。
私たちは国に自分の個性を殺す教育考えを持たされているが大人になると個性が足らないと言われる。
大人になるまで私たちに身を潜めろというのだ。
やまたくは打ち破ってほしいと考えてくれているんじゃないだろうか。
“出る杭は打たれる”“溜まっているものを出していって欲しい”
そんな言葉を散りばめてファンに伝えようとしてくれる想いは通じているようだ。
ReIで娘っ子が号泣していて。
少なくとも受け止められた一人ではないかと。
最後までMCを聞いた娘っ子の感想を聞いて。
間違いなく心に刺さっていると思った。
忙しい音楽生活の中で。彼らが伝えよう生み出そうとしているファンの心は伝わっている。
そして演出や曲や、演奏や、一つ一つに目を見張るものがあり発見だった。
私たちはきっと交わっていたし彼らの音楽で磨かれたのではないだろうか。
2018.12.08
THE ORAL CIGARETTES
日本ガイシホール
ZOOM!!802の過去放送を聞きながら自宅にて。了