今までの自分の人生で後悔したことって
ひとつもなかったんですが、
(反省はたくさんありますけど、
後悔というほどのものはなかったんです)
唯一あるとすれば、
うちの猫のことです。
約12年前に、うちの子に出会いました。
当時はノラ猫で出会ったときは
おそらくまだ生後2ヶ月ほどだったようです。
とても小さかったのを覚えています。
駅前の公園にいたので、
駅前にあった売店のおばあさんと
一緒に面倒を見ていましたが、
当時住んでいたマンションがペット禁止だったので家に連れて帰ることもできず、
ずっと外で世話をしていました。
ところが、その後妊娠が分かり
外で育てるのは危険ということで
引き取ることに。
この時のことは
とても大変だったので今でも覚えています。
うちの猫の妊娠が分かった途端、
今まで一度も面倒を見たこともない
地域猫の保護団体のおばさん達が来て
堕胎させるからと勝手に捕まえて
連れて帰って行ったのです。
(それも出産1週間前に)
そのことを一緒に面倒を見ていた売店のおばあさんに聞いて、すぐにうちの子を迎えに行きました。
たしかに、外で子育てをするのは危険なのはわたしも分かっていたので、子どもが生まれたらすぐに保護して里親を探すつもりでした。
しかし、結果的にはこれが良かったのか、
結局うちで引き取ることになり、
すぐにペットが飼える新しい家に引っ越しました。
子ども達が生まれてからも
弟が子ども達を飼うのを反対して
一悶着ありましたが、
今となってはすべていい思い出です。
ただ、うちの母猫が5歳の時に
わたしが韓国に来ることになり
はじめは一緒に連れて来るつもりでしたが、
出国させるためにマイクロチップの移植や
狂犬病の予防接種が必要だったり、
万が一、日本に入国する時には
1ヶ月以上も前から申請しないと
動物は入国できなかったりと
手続きがとても複雑なうえ
わたしが仕事でいない間はひとりで
家にいないといけないことを考えると
子ども達と日本で暮らす方が安心だと考えて
日本の家族に世話をしてもらうことになりました。
そんなわたしの勝手で離れて暮らすことになってしまったのですが、いつかまた一緒に住める時が来るといいなと願っていました。
しかし、そんな淡い希望もむなしく
1年前の今日、10歳という若さで天国に旅立ってしまいました。
なんにもしてあげられなかったな、
もっとしてあげられることがあったはずなのに、
今もずっとそのことを悔やんでいます。
昨年うちの猫が亡くなる2ヶ月ほど前に
父も他界しましたが、
父については生前精一杯できることはすべてやってあげたので心残りは一切ありませんが(笑
うちの猫については今もそれがずっと心残りです
動物の魂は人間よりはるかに早く生まれ変わるので、この世でまたうちの子に会えるかは分かりませんが、
またいつかどこかでうちの子の魂に再会できることを今も夢見ています