あ、すみません。映画の話じゃないです。

某日。
会社で仕事をしていたら会計の大姐(台湾人)が私のところにやってきて日本語で
「なんでゆぅさんは名前が同じですか?」
と。
はい、待ってくださいね~今、頭の中を整理しますからね~
ひとしきり考えるもののやはり意味が分からない!(笑)
よくあるお話です。
「えーと、何の話??」
と聞き返しましたところ、中国語で
「○○さんと△△さん(2人とも日本人妻同僚)は居留証の漢字の名前が中国語名になってるのにゆぅさんだけ日本語名なのはどうして?」
と。え?そうなの?なんでって聞かれてもよくわかんない!って言ったら彼女のデスクに連れて行かれ、他の人の資料見せられて(個人情報漏えいじゃん笑)
「ほらね、他の2人は名字がご主人の名字になってたり、○○さんなんて完全に台湾人の名前になってるでしょ?」
って。非常勤の人たちのも見せられて(だから個人情報漏えいだって~!)
「☆☆さんも旦那さんの名字になってるし、◇◇さんもうんぬんかんぬん」
って。へーーーーーーーー、そうなんだ。
もしやあれかも!
「結婚する時に「中文姓名聲明書」っていうのを提出させられてね、その時に台湾で使う中国語(漢字名)を決めるんでその人がその時にどう書いたか、ですかね~」
っていう話を大姐にしたら
「なんでゆぅさんは中国語の名前にしなかったですか?」
と。
「私は本来、旦那さんの名字にしようと思ったんだけど、旦那さんには『今のままでいいじゃん!』と言われて、役所のおばちゃんにも『あんたの名前ならそのまま登録できるわよ』と言われてそのままになったんだよ」
と説明。
そして、1つ思い出した!
「○○さんと△△さんが結婚したのはたしか結構前だよね?たぶんその時と私が結婚した時は規則が異なってたんだよ!」
と。
実際、私の日本人友・Tちゃんや知り合いの日本人男性・Mさんが結婚した当時は日本語名そのままでは登録できず、2人とも日本語名の前に配偶者の姓をむりやりくっつけた名前になってた。
(例えば山田花子さんと陳一郎さんが結婚した場合、山田花子さんの中国語名は「陳山田花子」になる)
その理由は「日本語名の最初の一文字目が台湾で使われている姓の一覧にないから」だった。私もその時結婚してたらTちゃんやMさんと同じ運命をたどってた、、、
私が結婚した時にはその規則はなくなり、「すべての文字が台湾で使われている漢字であればそのまま登録可」になってて、わざわざ日本語名を中国語名に変わらずに済んだ、というわけです。

そんな話をしていたら完全に台湾人名で登録されている○○さんがやって来て、今こんな話してたんだよ~と話したところ
「私はね、旦那のお母さんが勝手に付けたの~!」
って。
一同驚愕!え!何、その"お義母さんが勝手に付けた"って!(笑)
彼女の話だと、お義母さんが勝手に命名して、そしてわけがわからないまま提出させられた、とのこと。台湾のお姑さん強い!
彼女の場合、かなり複雑で(笑)
居留証に書かれているのはその義理のお母さんが勝手に付けた中国語名と本来の日本語名のローマ字表記、パスポートには日本語名。居留証とパスポート名が異なるため、保険証はローマ字表記だとかなんとか。居留証とパスポートの名前が違うから「どれが本当のあんたの名前なんだ!」って色んな手続きにいつも時間がかかるそうだ。確かにね~

もう1人の△△さんは「私の時はやっぱり日本語の名前そのままは無理って言われて旦那の名字にしなさいって言われた」とのこと。
以前いた××さんは日本語名が5文字(姓が2文字、名が3文字)だったところお役所で「5文字は無理」と言われて旦那さんの名字に変えて、ついでに下の名前の「子」の字を取って3文字にして登録したらしい、とのこと。そこまでしますか、、、
色々いますよ、ホント。ころころと規則が変わる台湾側にも問題があると思うんだけど(苦笑)

私は運が良かったのか何なのか、そのままの名前使えてて特に何の不便もないんですが、名前的にはあまり台湾人と結婚してる実感がないのはたしかです(笑)
(あ、でもスタバとかレストランとかで名前聞かれたときは聞き返されて説明するのが面倒なので旦那さんの姓を名乗ります笑)