今回の製作ロットの完成品も残りも少なくなってきました。
今回は７５ｍｍ砲のＭ４Ａ１後期型であります。
車体のハッチが大型化した車体にハイバッスル砲塔の組合せ、通称「ビッグ・ハッチ」と呼ばれる
シャーマンです。
このタイプ、一昔前までは存在しないタイプとして解説されていた車両なんですが、実車写真が見つかり、
実は少数なれど生産されていた事が分かったものです。
最後の生産バッチの仕様がコレだったとの事で、どうやら７６ｍｍ砲のＭ４Ａ１と平行生産されたために
大型化したハッチを持つ車体が使われたようです。
Ｍ４Ａ１以外にも大型化したハッチを持つ７５ｍｍ砲のシャーマンはありますが、Ａ１では極少数派なので
「ビッグ・ハッチ」との呼称が付けられてます。
ノルマンディ以降の西ヨーロッパ戦線に投入されていますが、同戦線にはＭ４コンポジット車体の７５ｍｍ砲
シャーマンも投入されているために、写真を見てＡ１ビッグハッチか？！と思ったらＭ４コンポジットだった・・・
って事が多々あります。
ちなみに正面から見ると、Ｍ４コンポジットとＭ４Ａ１は区別が付きません。
そのために例えＭ４Ａ１であったとしても、Ｍ４コンポジットと誤認されてきたのでしょう。
そんな事もあって最近まで存在がハッキリしなかったんでしょうね。
さてモデル。
これも改造のネタは色々とありますが、今回はタミヤのＭ１スーパーシャーマンの車体と同じタミヤの
Ｍ４Ａ３のハイバッスル砲塔の組合せで仕上げてます。
ちなみにこのタイプのＡ１は車体も砲塔もチークアーマー化されていますので、その辺りの工作が必要です。
このタイプは・・・
「作ろうと思わなかったけど、シャーマン色々作ってる内に余ったパーツでできちゃった
」
」 的なシャーマンです。
そんな戦車だから、過去Ｍ４Ａ１／７６ｍｍと何でもいいから７５ｍｍ砲のタイプを出していたメーカーは
こぞって製品化していました。
車体と砲塔を組み合わせてセットにするだけですからー。
バンダイ４８とかエッシー７２とかがやってました。
（その製品が出回っていた当時は、実車は無いって言われてた時代です。）
先見の目があったんですねー。ｗｗｗ
次回はＭ４／１０５でーす。
じゃ！またっ！ゞﾋﾞｼｯ!
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