今日は、癌専門医の医師と今後の治療方針について相談してきました。
結論から言うと「何もしない」「経過観察を続ける」「今のうちに人生を楽しもう」「対策は転移が見つかってから考えよう」です。
抗がん剤治療は、一度やって完治にまで至らなかったので、もう一度繰り返しても無駄だよね、ということでパス。
手術で取り除いたリンパ節(癌を含む)の遺伝子検査もしたのですが、今のところ新しい発見はなし。
以前の癌遺伝子検査パネルで陽性だった、FGFR1の重複とAPC変異は同じ結果でした。
FGFR1をターゲットにした治療は、治験段階ではあるのですが、まだカナダでは承認されていません。少なくとも、医師の側からは「手続きが大変で、まず無理」という反応でした。
どちらにせよ現段階では目に見える癌は無いし、今後再発したとしても手術で取れる場所なら手術すれば良いので、治験参加を考える段階ではありません。
「FGFR1の重複って結構レアなのよね」だそうです。私レアもの?
ネットで論文を読むと、FGFR1の重複は予後が悪いと書いてあってドキッとするのですが、結局この後どうなるかなんて医者にだってわかんない。
外科手術と標準治療の抗がん剤治療で効果がないと、もう手詰まりなんだ、というのが正直な感想です。遺伝子検査の結果も、当たり外れがあって、当たりの場合は治療法の選択肢がある。外れ(?)だと、原因がわかっても治療法がまだない場合は、どうしようもない。
今現在は、転移が確認されたリンパ節と、その上流のリンパ節を手術で取り除いた直後で、CTスキャンの結果も、問題なしです。で、このまま寛解、、、
はしないだろうな、と予想しています。手術の時に、目では見えないけど「念の為にとったリンパ節」にも癌細胞が見つかっているので、たぶん取り残した癌細胞があるだろうなあ。1年ぐらいCTスキャンで何も見つからないでくれたら、嬉しいかな。
まあまあなシナリオとしては、1年後ぐらいに限局的な転移巣(リンパ節)が発見されて、手術で除去、経過観察、また転移が発見されて手術、経過観察、、、で何年か生き延びる。手術の選択肢が無くなったら、FGFR1をターゲットにした治療か、免疫複合療法の可能性を考えようかな。
外科の先生の直感によると、「この癌はリンパ節に沿って限局的に広がるタイプっぽいから、出てきたら取ればいいじゃん」だそうで、なんとなく私もそう思うことにしました。
次のCTスキャンは9月頃予定なので、それまで思い切り実験に勤しみます。
抗がん剤治療をしないことに決めて、スッキリしました♪