日本人向け介護施設は壊滅状態? | 「何時か見た青い空」 フィリピンへの誘い

「何時か見た青い空」 フィリピンへの誘い

青い空と青い海に囲まれて、今なお残るスペイン統治の面影。この国に旅してみたい、住んでみたいという方の参考になればと思います

イメージ 1
ローズプリンセスホーム(ネットより拝借)

ブラウザーの「お気に入りフォルダー」を整理していた

「フィリピンの介護施設」の中に入れてあったアドレスをクリックしたら、「このサイトにアクセスできません」のメッセージ。
しかも、フォルダー内にあった6つのサイト全てである。
 
日本人向けの介護施設、「オーキッドヒルクラブ」、「アモーレの里」、ケソン州の介護施設、セブのホテル型介護施設等が登録してあったが、みな消滅してしまったようだ。
ちなみに、この手の施設の草分け的存在だった「ローズプリンセスホーム」も、すでに日本人スタッフは全員去り、入居者もほとんどいない状態になっているという。
 
私はもともと、フィリピンのこの手の施設には懐疑的だった。
人件費が安いフィリピンでは潜在的可能性のある事業に見えたが、専門家のノウハウが欠如していたように思う。
どの施設も、この分野では経験のない、個人の資産家や企業がスタートさせたからである。
ビジネス経験のない日本人が、フィリピンで専門外の分野で起業してことごとく失敗するのと同様である。 そんなに甘いものではないのだろう。
ましてや、介護の場合は、地方自治体からの補助や介護保険支給が重要なファクターにもなるだろうし、第一、介護を受けるような人は医療、しいては健康保険の問題もある。
 
「日本人村」や日本人グループホーム構想も同様である。
フィリピンで成功した例を知らない。
 
将来、老後をフィリピンの介護施設で受けようなどという期待は抱かない方が良い。
賃貸型ならまだしも、出資型や建物を建てるプランなどには絶対に乗るべきではない。
失敗した場合、外国人の土地所有が認められないフィリピンでは、建物を没収されるだけである。
 
それにしても、6つのサイトがすべて消滅していたのには驚いた。
 
一応、過去の関連ブログの一部を紹介しておきます。
他人の心を弄ぶ」(ファン限定記事)