
ちょっとフィリピンの政治に変化が起こるかもしれない。
フィリピンの政界は今、「ZTE疑惑」に揺れている。
簡単に説明しておくと、「ZTE疑惑」とはフィリピン政府がブロードバンド網を構築するために中国企業、中興通信(ZTE)と結ぼうとした契約(約350億円規模)に関して不正受注疑惑が持たれていることである。 この事件では関係者が委託料名目で1億3千万ドルの支払いを迫られたとか、アロヨ大統領の夫、ホセミゲル氏の関与疑惑なども議会証言されている。 おまけに、この議会証言をした森林公社最高経営責任者の空港からの拉致疑惑まで起きている。下院議長が解任されたのも、この事件と無縁とはいえない。このプロジェクトは白紙撤回され、中国のODA案件だったため、比大統領から中国の胡総書記へ撤回説明も正式になされた。
夫、ホセミゲル氏の賭博不正疑惑、大統領自らの選挙不正疑惑、それ以外にも2006年の青年将校らによるオークウッド・ホテル立て籠もり、そして昨年末のペニンシュラ・ホテル立てこもり事件など、またかという気もするが、今回はちょっと雲行きが異なる。
従来はエストラーダ元大統領などの野党、アキノ元大統領、そしてギンゴナ元副大統領など大統領辞任を求める顔ぶれは同じだったが、今回は辞任要求の顔ぶれが多岐にわたるようになってきた。
ラモス政権時代に国防長官を務めたアバット退役陸軍少将も大統領に批判的である。
マニラの財界人で構成される、マカティ・ビジネスクラブも大統領の辞任を求めている。
カトリック教徒が国民の8割を占めるフィリピンで国民に強い発言力を持つ、カトリック司教協議会のクルス大司教も辞任を求めている。
マニラの財界人で構成される、マカティ・ビジネスクラブも大統領の辞任を求めている。
カトリック教徒が国民の8割を占めるフィリピンで国民に強い発言力を持つ、カトリック司教協議会のクルス大司教も辞任を求めている。
かつて、マルコス独裁政治が崩壊した時に、有名な「ピープルズ・パワー」がエドサ無血革命を起こしてアキノ政権を誕生されたことは記憶に新しい。
しかし、「ピープルズ・パワー」だけでは革命は起きない。
教会や軍部がこれを支持した時に、運動は大きなうねりになる。
しかし、「ピープルズ・パワー」だけでは革命は起きない。
教会や軍部がこれを支持した時に、運動は大きなうねりになる。
来週の月曜日(25日)はアキノ政変(エドサ革命)22周年を記念して特別休日である。
マニラでは抗議集会が予定されている。
29日にはマニラのリサール公園でクルス大司教らによる「祈りの集会」も開催予定である。
国軍や首都圏警察による警戒レベルも「最高」に上がっているという。
マニラでは抗議集会が予定されている。
29日にはマニラのリサール公園でクルス大司教らによる「祈りの集会」も開催予定である。
国軍や首都圏警察による警戒レベルも「最高」に上がっているという。
もしかしたら2010年までの任期を残して、アロヨ大統領自らが辞任するかもしれない・・・。
しかし、後継者が・・・。
民間調査機関SWSによる世論調査では、次期大統領としての1番人気はデ・カストロ副大統領、2位はビリヤール上院議長、3位は野党のレガルダ上院議員となっている。
私は上院議員のサンチャゴ女史に期待するのだが、ちょっと盛りを過ぎてしまった。
民間調査機関SWSによる世論調査では、次期大統領としての1番人気はデ・カストロ副大統領、2位はビリヤール上院議長、3位は野党のレガルダ上院議員となっている。
私は上院議員のサンチャゴ女史に期待するのだが、ちょっと盛りを過ぎてしまった。
ここ三年間、強含みで推移してきたペソも下がるかもしれない・・・。
写真は200ペソ紙幣の裏面。
2001年に賭博汚職で辞任を余儀なくされたエストラーダ前大統領に代わって当時のアロヨ副大統領が大統領に就任した模様が描かれている。
「エドサ2革命」と呼ばれている。
2001年に賭博汚職で辞任を余儀なくされたエストラーダ前大統領に代わって当時のアロヨ副大統領が大統領に就任した模様が描かれている。
「エドサ2革命」と呼ばれている。