自由民主党総裁の器 | 「何時か見た青い空」 フィリピンへの誘い

「何時か見た青い空」 フィリピンへの誘い

青い空と青い海に囲まれて、今なお残るスペイン統治の面影。この国に旅してみたい、住んでみたいという方の参考になればと思います

日本では自民党の総裁選挙の真っ只中のようである。

マスコミの論調をみると、福田康夫が優勢とある。

自分でも、過去の自民党の総裁、そして日本の総理大臣について考えてみた。

最近、日本の総理大臣もずいぶんと小粒になってきたような感じがするのは私だけであろうか。
田中角栄以来、35年間で16人の自民党総裁が誕生している。
保革逆転時代の河野洋平現衆議院議長以外はみな、そのまま総理大臣に就任している。
○田中角栄
 三木武夫
○福田赳夫
○大平正芳
 鈴木善幸
○中曽根康弘
 竹下登
 宇野宗佑
 海部俊樹
○宮澤喜一
 橋本龍太郎
△小渕恵三
 森喜朗
○小泉純一郎
 安倍晋三
政治理念、自分の好き嫌いは別として、私が総理大臣としてそれなりに評価するのは、田中角栄、福田赳夫、大平正芳、中曽根康弘、宮澤喜一、そして小泉純一郎の6人である。
小渕恵三も有能であったのかもしれないが、在任期間が短かったのでよく分からない。

6人にはすべて共通することがある。
全員が総裁に選ばれたときに、派閥の会長であったことと、幹事長、総務会長、政調会長のいわゆる党3役や重要閣僚の経験していることである。
唯一、小泉純一郎が党3役を経験していないが、それでも当時、森派の会長を務めていたし、厚生大臣と郵政大臣を歴任している。

かつて、田中角栄が自民党総裁の条件として、党3役のうち幹事長を含む2役を経験していること、大蔵大臣を含む重要閣僚を経験していることといったことがある。
当時の自民党総裁とは一国の総理大臣になる人だったのだから、これは1つの見識であろう。

果たして、福田康夫はどうであろう。
派閥の長でもないし、官房長官は永く勤めたとはいえ他の閣僚経験はない。
党3役の経験もない。
おまけに2世議員である。

上記の6人の中では小泉純一郎の父親が元防衛庁長官というだけで、他に2世議員はいない(宮澤喜一は母方の祖父が大臣経験者)。

はたして大丈夫なのであろうか。
一言多いかもしれないが、父親の福田赳夫のことを思い出すと、知的で笑顔の顔が目に浮かぶが、息子は官房長官時代の陰気な顔しか思い浮かばない。


経済界ではいわゆる2世、3世や同族企業は、厳しい競争の中で淘汰されてきているような気がする。
ダイエー(中内家)、不二家(藤井家)、そして三洋電機(井植家)など同族経営を目指した企業はみな行き詰ってしまった。
トヨタをはじめとして、多くの優良企業ではオーナーと経営者の分離が図られ、適当なタイミングでバトンタッチがおこなわれている。

政治の世界だけは何故世襲が減らないのだろう。


訂正(9月21日15:00):宮澤喜一の父、裕も山下汽船勤務を経て代議士を経験しています。