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#9 決戦前夜


人間、若い時色々な事があるけど
今の自分の気持ちを
余り本気にしない方がいい…





まぁ、若いか若くないかは別としまして…

面接を翌日に控えた彼女は更にヒートアップする一方で…



「待ち合わせ場所ですが ~中略~ を右に曲がって3つ目の信号を左に曲がった所にある学校の前で」



…迷いたくても迷えない程の詳しい説明ありがとう(・д・`;)



「息子の通う学校の前だから…息子の友達とかに見つけられたら恥ずかしいな(*^o^*)」



自分で指定した場所じゃん…?
わざとだな?わざとだろ!?( ̄^ ゚̄)グスン



「次は私料理作るから(^_-)-☆家に来て、子供達と一緒に食べましょう♪」



まだ会ってもいないのに、次のとんでもないプランは披露しないで貰ってもいいですか?



「この前送った写メ古かったんで、最近の送りますね…ちょっと太りましたけど(^_^;)」



再々度写メ添付メール受信。

てか?前の古かったんスか? …気付いてたけど。

うん!間違いなく更に膨れてる!

で!?「最近」の写メで「今」の写メじゃないんだよね?

現在はどうなってるの?(・∀・`;)



「俺別に見た目気にしないけど?だから、そんなに太ったとか言わなくても大丈夫だよ」



これは本気の言葉。
ただ今回はメールをしながら徐々に太って行く彼女に、胡散臭さを感じてるのだ(艸`-ω-)



「前より少し太っちゃったから会ってガッカリさせたら悪いかな~と思って(^_^;)」



ここまでメールを続けて来て、太った×5?いや6? …7か?
何にせよ、メール回数を重ねる毎に少しずつ太ってる様なので、最初の写メの頃より25kg増↑の予想を立てよう…



「私初対面だと緊張しちゃって(^^)上手く話せなかったらゴメンナサイ(:_;)」



俺こそ顔が引き痙ってたらゴメンナサイ。



「明日楽しみ~~♪何着てこう。あ~今日眠れるかな~」



凄く楽しみにしてくれてんだよなぁ…。
こんな気分で会いに行って申し訳ない気持ちになる(;_ _)))



…そして夜は更けて行く。

#8 言外折衝


会う約束をしたのは良いが、具体的な日時を提示しない俺に対し、遂に彼女が動き出す。





「刹那さんは夜何時頃帰るんですか?良かったら夜会いませんか?」



え?仕事終わり?嫌だなぁ… ワガママ?

それに、子供が居るんだから夜は貴女がダメでしょ?



「夜でも長男が次男の面倒をみるから大丈夫ですよ♪」



大丈夫にならないでくれ。



「…そろそろ日にち決めちゃいませんか?o(^-^)o」



来たな!プレッシャー!!



「明日はどうですか?早い?」



早いよッ!



…協議の果てに、日時決定。

彼女の言葉を借りればランチデート…



「お互いに癒しあえる関係になれたらいいですね(^O^)私あまりスタイルよくないので期待しないで下さいね」



…はい?



何も期待してないけど?

癒し合える関係は良しとしても、スタイルはどうでも良くね!?

昼飯食うだけだし。



「私ホント太っちゃったんで(:_;)」



それも聞いちゃいないし(;´o)=3
前回の「少し太った」から、今回は‘少し’を抜いちゃってるよ…



「今からドキドキです(*^O^*)」



俺も違う意味でドキドキして来たよ…

盛り上がる彼女を他所に、こちらは一向に盛り上がらず。

何でこんなに乗り気じゃないんだろ?

こうしてXデーへのカウントダウンが始まった。

#7 正否の名のもとで


君に出来ない事を
僕は出来るかもしれない。
でも、僕に出来ない事を
君は出来るんだ。





面接決定の決断をした時から、少し刻を遡る…。


無料系のサイトにいくつか種蒔きしてたのだが、その中の一つを確認してみると、ミニメールが届いている事に気付いた。

はっきり言って期待はしてなかったし、恐らくは業者で在ろうと思いミニメを開いてみると、どうも普通の人らしい。



何故だ?



名刺をみると他県の人で、キャバ嬢をやっていて、今店ではNo.3、先々月はNo.1を取ったらしい…
そして、支えてくれる彼氏が欲しいそうだ…

そんな娘が何故俺にミニメを?

やはり釣りか?

疑っていても仕方ないので返信してみる。



「はじめまして!メールありがとう。でね?折角ミニメくれた人にこんな事聞くのも失礼なんだけど(;^▽^)何故僕にメールを?」



「はじめまして。いい人いないかと探していたら同郷の人を見つけたのでメールしました」



あーそんな感じね!納得! …つまり暇潰しの相手だ(*^∀^)"



「同郷なんだ!で?最近調子はどう?」



突然、馴れ馴れしいな…



「今はお金がなくて困ってます」



お金?金が無い事に関しては負ける気はしないが…



「金なら僕も無いが(笑)どんな風に困ってるの?」



「明日には携帯止まるし明後日には家賃を払わないとなんですが…借りるあてもなくて」



なんか切羽詰まった話になって来たぞ!?
こんなメールしてる場合じゃねぇだろうが…



「なんか売って来たら?」



何か面倒臭せぇ話になる予感…



「売るもの持ってません…」



何か有るだろ!?
服でも靴でも本でもTVでも!



「それじゃ携帯は後にして家賃は大家に相談して次の給料日まで待って貰うとかは?」



貴女No.3なんでしょ? …でも、俺とこんなメールをしてるって事は‘援’とかまではする気はない(したくない)からなんだよね?



「家賃はもう数ヶ月滞納してるんです」



「店で前借りとか出来ないの?」



俺に言える事や出来る事なんか高が知れてるし、彼女には彼女の生活の中で出来る事を模索して貰うしかないのですよ。

この話が正しいとか間違ってるとか、そんな是非は別としてね。

結局、彼女からの返事は無く最後のメールから30分後にはサイトから退会していた。

一体どうしたんだろ?

知る術はもうないけど…